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ダンパー調整研修 - 2020.04.02 Thu

技術者の嫌いなジャンルの作業はグランドのダンパー調整です。
なぜなら上手くいかなかったら音が止まらなくなるからです。
もしくはペダルで全音域が均一斉に止まるのがずれてしまうのです。
グランドのダンパーは弦の振動を黒い木とピアノの中にあるアッセンブリーとの重みでフェルトを当てて止めます。

今回の研修はダンパー調整の中で一番難しいワイヤーを新品に変えて工場のように作り上げていく工程をやりたいとのことで、技術者4人が受けにこられました。

私も技術の仕事をやり出した若い頃最初にぶつかった壁がダンパー調整でした。

鍵盤ぶた固定 - 2020.03.25 Wed

ピアノの先生からの要望で、グランドピアノの蓋が弾いている時や生徒が手をかけて思わず閉まってしまうのは危険なのでなんとかしたいと相談をよく受けます。

ピアノの鍵盤蓋はメーカーや時代でいろんなタイプがあります。
・バネが付いて閉まりにくくなっているもの。
・スローダウン部品が付いていてゆっくり閉まるもの。
・開けた時にロックがかかるもの。
・何も無く軽く動いてしまうもの。

この中でも油圧式部品は年数が経つと緩くなって手が当たるだけで簡単に動いて閉まります。
子供が蓋に手を乗せる、楽譜を触る時に手が鍵盤蓋に当たる時など閉まってしまい危険です。

せめてピアノを使用している時だけでも蓋が閉まらないように固定させたいということで相談を受けました。

ピアノに傷をつけず固定できるものとして、ピアノによってデザインが違うので、どれにでも合わせられるものとしてワイヤーハンガーを利用しました。

動画にまとめましたのでご覧ください。


ご要望があればお受けいたします。
お問い合わせください。
utasha@utamakura.co.jp

鍵盤の除菌の仕方 - 2020.03.18 Wed

このご時世でよく以下の質問を受けます。
「鍵盤の除菌はどのようにしたらよいでしょうか?」
ピアノ教室の先生はいろんな生徒さんが来られるので大変気を使うと思います。



鍵盤表面の材質は多くが樹脂でできています。
またメーカーでそれはいろんなものがあります。
メーカーが出しているキークリーナーなどはそれを使っていただいてもよいかもしれませんが、果たして除菌の効果があるかは疑問です。
研磨の意味合いの多いものがあるからです。
また年代で白鍵の材質が異なるため全ての材質に合うクリーナーかどうかも不確かです。

まず、やってはいけない方法。
・アルコールで拭く。
・アルコールが含まれている除菌シートで拭く。

樹脂なので化学反応して白鍵にヒビができてしまいます。
またアルコールで黒鍵の下の黒い塗料(アルコール系溶剤の塗料の場合)が剥がれて他の部分に色が付いてしまいます。
象牙などは取れた黒鍵の塗料が布に付いて象牙を汚してしまいます。


除菌の方法
ボールなどにお湯と少量の中性洗剤(食器洗い用)を入れ、その液を布に染み込ませて固く絞って鍵盤を拭いてください。
黒鍵との間の白鍵部分は、黒鍵を下げた状態で拭いてください。
食器を洗うことと同じ感じです。

時間が経つと冷たくなりますが、それはそれで大丈夫です。

どうしても洗剤が気になれば精製水を用意して最後にそれで拭いてください。

これならひとりひとりの生徒さんが終わった後でも使えると思います。

みなさま負けずに乗り切りましょう。
頑張りましょう!

プレイエル納品 - 2020.03.12 Thu

本日納品終わりました。
プレイエルの澄んだ音色を気に入ってくださり購入を決めていただきました。

お部屋に入って弾かれたバッハはこんどの発表会に弾かれるそうです。


象嵌細工が美しいショパン生誕150年記念モデル1999年製です。

このご時世ですが - 2020.03.07 Sat

日本にとどまらず世界は今大変な状況に置かれています。
今回のコロナウィルスの影響は様々な面に影響を与え、私たち音楽に関係する業界でも多大なる損害が出ています。
アーティストが何ヶ月もかけて練習準備したものが中止になりその保証もありません。
それに関係するピアノ調律も全てキャンセル。どんどん増えています。
終息はするのでしょうがまだ先が見えません。



しかし、ありがたいことにうたまくらピアノ工房では変わらず修理のご依頼、オーバーホールをしている国産ピアノのご購入、家庭調律のご依頼を順次頂いてフル回転しています。

この状況に負けず今だからできることを誠意を持って行っていきます。
ご要望があれば是非お問い合わせください。
utasha@utamakura.co.jp

ベヒシュタイン M - 2020.02.26 Wed

うたまくらピアノ工房でC.BECHSTEIN の販売用ピアノを修理中です。
1967年製のM型になります。
ただ今響板、外装の塗装を終え、張弦に入っていきます。
完成予定は3月中旬です。


写真のように美しい木目の響板で、拳で叩くと力強い響きが出てきます。
今から仕上がりが楽しみです。

詳しく情報を知りたい方はお問い合わせください。
utasha@utamakura.co.jp

時代を語るピアノの響き タローネ、ベヒシュタイン 編 - 2020.02.20 Thu

時代を語るピアノの響きコンサートの後半は場所を隣の部屋に移動して、歌枕所有のイタリアのピアノ「タローネ」からです。
YAMAHAとの関係もあるこのタローネは他のどのピアノとも違う雰囲気と響きを持っています。
理想のピアノの音を求めたタローネがたどり着いた自分で作ったピアノ。



今回はピアノの下に潜っていただいて響板から降ってくる音のシャワーを聴いて頂いたりもしました。
歌枕のほんの数音しか弾いていない演奏から宇宙が広がっていました。
聴かれていたみなさん一応にタローネの世界に入っていました。

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arakipiano

Author:arakipiano
35年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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