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ラモー ラテン系 でも ずっしり系 - 2008.02.24 Sun

せっかくもうすぐ春と書いたとたん、こちら大阪では大雪が降りました。
この雪が降る中、コンサートの仕事(そういえば春を呼ぶコンサートというタイトルだったな)を終え、ラモーのピアノがあるうたまくら宮野教室の調律に向かいました。

ここの自宅教室でもあるI先生のピアノですが、フランス製のラモー。

イメージ 1




この配色の発想はさすがラテン系。
鉄骨の色が赤は見たことがありません。
昔から斬新なデザインで業界をにぎわせていました。

イメージ 2


このピアノの歴史は現在のプレイエルに繋がります。


他の特徴として、

イメージ 3


巻き線がしっかりと六角線に銅が巻かれており、その巻き始めの処理もしっかりと密着させています。



イメージ 4


また、アクションもレンナー製の最高のものを使用しています。
スプリング調整を普通、スプリングを広げたり、閉じたりして強さを調整しますが、これは写真のように、ネジ式になっています。
ピンぼけでちょっとわかりにくいかも知れませんが、写真中央にスプリングがかかっている、白い樹脂がありそれを上下できるように金属のネジが付いています。
今ではコストがかかるためにこういう部品を使うところはほとんどありません。


そして、響板の取り方が低音側をゆったり取れるように、奥へ行っても幅が広くなっています。
低音の響きがズーンと来るのです。
生徒さんがその響きを聴いて、演奏に満足されるそうです。


ドイツの楽器と違って、ラテン系の国の楽器はどこか自己主張をした、キラっと光る何かを訴えているように思えてなりません。
私もラテン系なので、、、(とよく言われます)









メーカーの歴史は下記を参考にしてください。


うたまくら宮野教室の特徴です。

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プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2008年02月24日 (日)
ラモー ラテン系 でも ずっしり系
by AlphaWolfy

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