ピアノレンタル - 2022.10.08 Sat
ピアノが設置されているところにあえて現代曲をやるためのピアノを用意する。
ジョン・ケージの「ソナタとインターリュード」という曲をピアニスト北村朋幹さんが演奏するために用意しました。
この曲のプリペアード・ピアノとはピアノの弦と弦の間にボルト、ワッシャー付きボルト、プラスティック片、ゴムを楽譜に書かれている指示通りに挟んでミュートします。
ミュートするとその弦を叩いた音はまるで打楽器。
金属が挟まっていたらジャリーン、ジリジリ。
ゴムがあるとポコポコ。
ペダルを踏んで響かせて低音を鳴らすとお寺の鐘の音ゴーン。そしてピアノの実音とまざって神秘的な楽器となります。
文字では書き表せません。(写真はNGなので載せられません。)
ジョン・ケージの「ソナタとインターリュード」という曲をピアニスト北村朋幹さんが演奏するために用意しました。
この曲のプリペアード・ピアノとはピアノの弦と弦の間にボルト、ワッシャー付きボルト、プラスティック片、ゴムを楽譜に書かれている指示通りに挟んでミュートします。
ミュートするとその弦を叩いた音はまるで打楽器。
金属が挟まっていたらジャリーン、ジリジリ。
ゴムがあるとポコポコ。
ペダルを踏んで響かせて低音を鳴らすとお寺の鐘の音ゴーン。そしてピアノの実音とまざって神秘的な楽器となります。
文字では書き表せません。(写真はNGなので載せられません。)

うたまくらピアノ工房の今 - 2022.03.30 Wed
新たなピアノ工房へ! - 2021.03.31 Wed
初めてのお客様の作業 - 2020.10.01 Thu
今年一年ありがとうございました! - 2019.12.25 Wed
高い基準から - 2019.01.23 Wed
YAMAHAしかやっていないとYAMAHAの本質は見えない。
他のいろんなメーカーを触って初めてYAMAHAが見えてくる。
あらためてそう思います。

この写真はスタインウェイとベヒシュタイン のアクションですが、今修理で工房に入ってきているのが他にヤマハのアクションが2台(CFⅢとC5)で、全て比べて見ることができる面白い期間でもあります。
手作業の部分、機械化の部分、丁寧な作業の部分、省いている部分、それぞれメーカーを語る特徴があります。
他のいろんなメーカーを触って初めてYAMAHAが見えてくる。
あらためてそう思います。

この写真はスタインウェイとベヒシュタイン のアクションですが、今修理で工房に入ってきているのが他にヤマハのアクションが2台(CFⅢとC5)で、全て比べて見ることができる面白い期間でもあります。
手作業の部分、機械化の部分、丁寧な作業の部分、省いている部分、それぞれメーカーを語る特徴があります。
今年1年 - 2018.12.26 Wed
この1年、ブログをお読みいただきありがとうございました。
すべてピアノにまつわる話を出すと心がけてピアノの話題で綴ってきました。
今年の動きとして、良いピアノを維持する技術をしっかりとつないでいかないといけないという考えで技術研修を行ったり、ピアノが大好きな方々のためにセミナーを行ったり、工房は大変活気がありました。

ピアノが売れない時代と言われていますが、本物は残っていきます。
そして、残す技術も時代に必要とされています。
来年も高い意識を持ってピアノ業界のために役に立てれるようにやっていきます。
引き続きその内容をブログに出していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
すべてピアノにまつわる話を出すと心がけてピアノの話題で綴ってきました。
今年の動きとして、良いピアノを維持する技術をしっかりとつないでいかないといけないという考えで技術研修を行ったり、ピアノが大好きな方々のためにセミナーを行ったり、工房は大変活気がありました。

ピアノが売れない時代と言われていますが、本物は残っていきます。
そして、残す技術も時代に必要とされています。
来年も高い意識を持ってピアノ業界のために役に立てれるようにやっていきます。
引き続きその内容をブログに出していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
好きだから続けられる - 2017.03.17 Fri
先日100年近く経ったグランドピアノのピン板交換修理をしたピアノの納品に東京まで行きました。
無事調整も終わり納品が完了しました。
ピン板は調律をするためにチューニングピンをまわすので、経年変化と使用による劣化で消耗品となります。
ピアノメーカー、時代、機種などでいろんな構造のものがあります。
それをそっくり再現する技術は設備と経験が無いと難しいものです。

その修理をやっていただける日本唯一の工場、シュベスターピアノのエスピー楽器製作所(静岡県磐田市)。
交換修理直後の調整と、納品後のお礼時に工場に伺いました。
この時ちょうどシュベスターピアノの最後の新品製造をおこなっておられました。
なぜ最後かというと、ピアノで使われる鉄骨の在庫が最後になったそうです。
無事調整も終わり納品が完了しました。
ピン板は調律をするためにチューニングピンをまわすので、経年変化と使用による劣化で消耗品となります。
ピアノメーカー、時代、機種などでいろんな構造のものがあります。
それをそっくり再現する技術は設備と経験が無いと難しいものです。

その修理をやっていただける日本唯一の工場、シュベスターピアノのエスピー楽器製作所(静岡県磐田市)。
交換修理直後の調整と、納品後のお礼時に工場に伺いました。
この時ちょうどシュベスターピアノの最後の新品製造をおこなっておられました。
なぜ最後かというと、ピアノで使われる鉄骨の在庫が最後になったそうです。
さよならの仕方 - 2014.11.19 Wed
今日S様のお宅にピアノを届けました。
そのピアノはジョン・ブロードウッド。
S様のご要望により、黒鍵を黒檀に交換して、塗装をお部屋の色に合わせたウォールナットつや消しに再塗装しました。
このブロードウッドの代わりに今までお持ちだったピアノを引き取らせていただきました。
その理由はもう弾ける状態になかったことです。
最初は修理の話もありましたが、その修理も叶わなかったのです。
そして、長い年月ともに過ごしてきた思い出あるピアノとの別れの日でもありました。
このピアノとのいろんな思い出話を聞かせていただきました。
何か思い出に取っておけるものがないかと考えたのが、このピアノについていた白鍵の象牙を剥がしてお渡しすること。

そのピアノはジョン・ブロードウッド。
S様のご要望により、黒鍵を黒檀に交換して、塗装をお部屋の色に合わせたウォールナットつや消しに再塗装しました。
このブロードウッドの代わりに今までお持ちだったピアノを引き取らせていただきました。
その理由はもう弾ける状態になかったことです。
最初は修理の話もありましたが、その修理も叶わなかったのです。
そして、長い年月ともに過ごしてきた思い出あるピアノとの別れの日でもありました。
このピアノとのいろんな思い出話を聞かせていただきました。
何か思い出に取っておけるものがないかと考えたのが、このピアノについていた白鍵の象牙を剥がしてお渡しすること。
