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Antonin RaymondモデルG2 - 2020.05.27 Wed

現在取り組んでいるオーバーホールピアノ、アントニン・レイモンドがデザインしたYAMAHAのピアノG2。



レイモンドはオーストリア・ハンガリー帝国出身で22歳の時にアメリカに移住しました。
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルを建設(1919年)する時に設計施工の助手として来日し彼の元影響を大きく受けました。

フランク・ロイド・ライトは「近代建築の三大巨匠」と呼ばれて日本には彼の作品がいくつかあります。ニューヨークのメトロポリタン美術館のアメリカ館に彼のコーナーがあり目玉となっています。15年ほど前に歌枕とメトロポリタン美術館に行った時に見て感動しました。

歌枕から彼の建築が自分の原点となっているといつも聞かされていたので今回のレイモンドとのつながりに驚きです。

YAMAHA特有の雑音処理 - 2020.05.13 Wed

気が付かない人も多いのですが、30年前後経っているYAMAHAのグランドピアノで起きる症状です。

ダンパーペダルを踏むと踏み終わった底の位置にペダルが来た時に「カチッ」もしくは「ペキッ」と小さな音が鳴ります。
これが気になると踏むたびに鳴るのでどうしようもなくなります。

この原因が今までよくわからず直し切らない状態のままでした。
徹底的に追求した結果、原因が解明できました。
こんな所で鳴っているのかと思うほど想定外の場所でした。





YAMAHA2本ペダルを3本に改良 - 2019.09.18 Wed

YAMAHA C3の2本ペダル時代のものを3本に改良するオーバーホールを行なっています。
年代も古いために全体のオーバーホールですが、特に響板の塗料の劣化が激しいのです。



塗料に粘着性がありホコリが全て表面に付着してしまいます。そのため響板の振動を大きく妨害してしまいます。
鉄骨を外して響板だけの状態になったときに響板の中心をげんこつで叩くと通常ならボーンと鳴るのが、ボムッ。
太鼓の音ではなくタオルを乗せて叩いているかのような音です。

もう一つこの時代の構造の弊害として、、、


YAMAHA S.C. - 2019.08.22 Thu

YAMAHA SCというモデル。
このピアノは1966年製のもので、フルコンサートグランド275cmとセミコン227cmの間に位置する250cmという今ではどのメーカーも採用していない大きさのピアノです。



稀に古くからあるホールなどに設置してることがあり、仕事をしたことがありますが、かなり大きく重いため個人で持たれるというのはなかなかありません。

今回ピアノの調子が悪く今の状態をなんとかしてほしいということで、修理のご依頼がありました。
この機種はYAMAHAの技術者でも知らない方も多く珍しいピアノで、直すノウハウがないのもうなずけます。
ましてや今回は修理の修理のためにオリジナルの寸法が殆ど分からない状態の修理でした。


バージョンアップ - 2018.08.08 Wed

現在ピアノの先生のYAMAHAグランドピアノをオーバーホールしています。
ハンマーを交換して、劣化したクロスを交換して、黒鍵のエボナイトを黒檀に交換して、アクションの質をバージョンアップしています。



ハンマー交換後行う作業で鍵盤重さ調整がありどうしても綺麗な鍵盤の動きが出ません。
鍵盤の動き出し(初動)に抵抗があり重いのです。
その後スコンと軽くなって下がります。
長年経ったYAMAHAの特徴でもあります。
なんとかしたい。




YAMAHA C5のオーバーホール納品 - 2017.07.26 Wed

先日2ヶ月お預かりしたYAMAHAの修理を終え、納品が完了しました。
30年ほど前の物で、当時のYAMAHA特有の症状、白鍵が茶色に変色してしまう物です。
黒檀調木製のは黒ではないので、黒く塗装していたのが白鍵に付いて化学反応で変色してしまうというものでした。

きれいに鍵盤を貼り替え、ピアノの顔になる鍵盤を面取りでしっかりと凛々しいものに仕上げました。






YAMAHA C3 オーバーホール納品 - 2016.12.07 Wed

鳥取に出来上がったピアノYAMAHA C3を納品しに行ってきました。
二本ペダル時代のピアノですが、本体の作りが非常に良くオーバーホールがスムーズに進みました。

外装の塗装は傷の多い譜面台だけ塗り換えて、他は磨きで新品のようにピカピカになりました。
特筆に値するのは、この時代のピアノだからでしょうか、精度が素晴らしく、鍵盤からアクションへ、そして弦に向かう1連の動作が、ストレス無く動いている形にできたことです。




子供たちへのピアノ - 2016.01.08 Fri

年が明けて新たな気持ちでピアノに接しています。
この春に小学校に上がる福知山の双子のお嬢ちゃんのお宅にピアノをお届けできました。
ピアノはYAMAHAのM1という小さいピアノです。
外装に一工夫したもので、一般的には単一の色使いが多いのですが、縁を濃い色に塗装し直し仕上げたものです。

ピアノ自体も年数が経っているわりには状態が良く、小さいピアノにありがちなポコポコした音ではなく、音に膨らみがあり伸びやかな音です。




YAMAHA G5 1968年製オーバーホール納品完了 - 2015.12.16 Wed

ようやくピアノが出来上がり、無事納品を終えることができました。

U様が学生時代に買ったピアノで、いろんな思い出が詰まっているとのこと。
ピアノの講師をされてからは、このピアノからいっぱい生徒が巣立っていったとのこと。
いまでは孫弟子を教えて「このピアノでお母さんは習ってたのよ。」と話されているそうです。

弾かなくなって何年も経ち、鍵盤蓋を生徒が開けて、「なぜ弾けないの?」
と聞かれるたびにピアノがかわいそうでした、とのこと。

48年前のピアノですが、ポテンシャルがあり表現力は大きく感じ、この当時の音の思いをお聞きして再現することにしました。





YAMAHA モデルNo.1 - 2013.11.26 Tue

大正13年(1924年)のヤマハがうたまくらピアノ工房に展示されています。
昨年秋に修理を終え工房に展示されました。
このピアノはオーバーホールを行なって、これから50年、100年と使っていただけるように仕上げました。

この時代の木材の素晴らしさは現代でも十分感じ取れるものです。
無垢の木でできた昔の頑丈で重たいな家具のように、音色にも表れています。
この時代日本はまだピアノに関しては発展途上でした。
しかし、ヨーロッパ製にも劣らない楽器を職人が作り上げていました。
yamahano105.jpg




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Author:arakipiano
35年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2020年05月27日 (水)
Antonin RaymondモデルG2
2020年05月13日 (水)
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2019年09月18日 (水)
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2019年08月22日 (木)
YAMAHA S.C.
2018年08月08日 (水)
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2017年07月26日 (水)
YAMAHA C5のオーバーホール納品
2016年12月07日 (水)
YAMAHA C3 オーバーホール納品
2016年01月08日 (金)
子供たちへのピアノ
2015年12月16日 (水)
YAMAHA G5 1968年製オーバーホール納品完了
2013年11月26日 (火)
YAMAHA モデルNo.1
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