ピアノの可能性 - 2016.11.16 Wed
先日、長年音楽祭でご一緒させていただいているピアニスト、中川賢一さんのコンサートの仕事を名古屋で担当させていただきました。
音はピアノのみ、しかしそれに映像とダンスが加わり、アートの世界が大ホールに広がります。
ピアノは2台フルコンサートピアノと自動演奏ピアノ、プラスToyPiano。
これだけでも普通のコンサートの状況と違います。

曲は現代曲での構成で、いろんな作曲家のを取り上げられていました。
このコンサートは昨年12月から合宿をして準備をされ、東京公演を終えてからの名古屋でした。
本番の1週間前からみなさんが現地入りをして準備をして、私は3日前に現場に入ってピアノの調律、調整を行いました。
演奏された現代曲のオリジナルはソロピアノの演奏ですが、それが映像、ダンスが加わると、次の次元に行くかのうようです。
音はピアノのみ、しかしそれに映像とダンスが加わり、アートの世界が大ホールに広がります。
ピアノは2台フルコンサートピアノと自動演奏ピアノ、プラスToyPiano。
これだけでも普通のコンサートの状況と違います。

曲は現代曲での構成で、いろんな作曲家のを取り上げられていました。
このコンサートは昨年12月から合宿をして準備をされ、東京公演を終えてからの名古屋でした。
本番の1週間前からみなさんが現地入りをして準備をして、私は3日前に現場に入ってピアノの調律、調整を行いました。
演奏された現代曲のオリジナルはソロピアノの演奏ですが、それが映像、ダンスが加わると、次の次元に行くかのうようです。
武生国際音楽祭2015 - 2015.09.09 Wed
武生国際音楽祭2015が福井県越前市(旧武生市)で開催されています。
今年で26年目という長期にわたって続けられている音楽祭です。
これだけの年数が経って続いているというのはある意味地元に根付いていて、まちなかコンサート(お寺、企業施設など)や学校でのコンサート、地域一体型を考えてやっています。
しかしながらいろんな面で費用がかかるために運営の工夫が課題です。
毎年テーマを設けて行われていますが、今年のテーマは「東欧の音楽」。
戦争前後で文化の内容が変わってしまった地域でもありますが、どこか日本に近い部分も多くある東欧。
今は難民の流入問題、経済格差などの問題がありますが、文化の交流はその枠を越えていきます。
8日間という短い期間で人と文化の交流が続いていきます。

今年で26年目という長期にわたって続けられている音楽祭です。
これだけの年数が経って続いているというのはある意味地元に根付いていて、まちなかコンサート(お寺、企業施設など)や学校でのコンサート、地域一体型を考えてやっています。
しかしながらいろんな面で費用がかかるために運営の工夫が課題です。
毎年テーマを設けて行われていますが、今年のテーマは「東欧の音楽」。
戦争前後で文化の内容が変わってしまった地域でもありますが、どこか日本に近い部分も多くある東欧。
今は難民の流入問題、経済格差などの問題がありますが、文化の交流はその枠を越えていきます。
8日間という短い期間で人と文化の交流が続いていきます。

指名 - 2015.01.28 Wed
最近指名を頂いた仕事が続いています。
指名という流れでの仕事は実は大変緊張するものです。
人づてにご依頼いただいたものは初めての仕事ということになります。
その方の特徴や好み全てがわからないままなので、こちらのスタンダードを提供させていただきます。
何年もご一緒させて頂いている場合は好み、趣向はわかっているので、気に入っていただける状態に持って行けば良いのです。
しかし、毎回同じ所で同じピアノでのコンサートではないことと、同じホールのピアノであっても時間が経ってピアノが変化しているので常に状態が前回と変化していることになります。
前回こうだったから同じようにすればいい、というのが通用しないのです。
指名という流れでの仕事は実は大変緊張するものです。
人づてにご依頼いただいたものは初めての仕事ということになります。
その方の特徴や好み全てがわからないままなので、こちらのスタンダードを提供させていただきます。
何年もご一緒させて頂いている場合は好み、趣向はわかっているので、気に入っていただける状態に持って行けば良いのです。
しかし、毎回同じ所で同じピアノでのコンサートではないことと、同じホールのピアノであっても時間が経ってピアノが変化しているので常に状態が前回と変化していることになります。
前回こうだったから同じようにすればいい、というのが通用しないのです。
武生国際音楽祭2012 開催 - 2012.09.04 Tue
武生国際音楽祭2012 開催
毎年ピアノの調律を担当させていただいている武生国際音楽祭。
福井県越前市(旧武生市)で今年で23回となる音楽祭です。

クラシックと最新の現代音楽の両立で行なっている珍しい音楽祭です。
国際音楽祭となるといろんな国のいろんなアーティストが来られ、様々な演奏が聴ける期間でもあります。
日曜日のオープニングコンサートを皮切りに、私の中のメイン「ピアノソロの夕べ」が行われました。
朝8時に入って、他のホール、練習場、のピアノのチェックをして、今晩のコンサートのリハーサルが始まる大ホールのチェックと、何台も見ることになります。
そして弾いている間は、客席で音のバランス、ピアノの位置決めなどの相談に対応できるよう待機しています。
毎年ピアノの調律を担当させていただいている武生国際音楽祭。
福井県越前市(旧武生市)で今年で23回となる音楽祭です。

クラシックと最新の現代音楽の両立で行なっている珍しい音楽祭です。
国際音楽祭となるといろんな国のいろんなアーティストが来られ、様々な演奏が聴ける期間でもあります。
日曜日のオープニングコンサートを皮切りに、私の中のメイン「ピアノソロの夕べ」が行われました。
朝8時に入って、他のホール、練習場、のピアノのチェックをして、今晩のコンサートのリハーサルが始まる大ホールのチェックと、何台も見ることになります。
そして弾いている間は、客席で音のバランス、ピアノの位置決めなどの相談に対応できるよう待機しています。
コンサート4連チャン アシュケナージ他 - 2011.10.10 Mon
クラヴィコード - 2011.09.15 Thu
クラヴィコードが日本に伝わった年代をご存知でしょうか。
あのフランシスコ・ザビエルが持ち込んだとされています。
ですので、かれこれ、500年前になるのですが、このクラヴィコードはヨーロッパでは12~13世紀頃に発明されたとして、産業革命の19世紀まで使われていました。しかし、ピアノの発明によりどんどん衰退していき、一旦この世の中から消えてしまいました。
それは響板が30cm四方しかなく(ピアノはピアノの大きさ分あります)、発音形式も今のピアノとはまったく違って、音量もかなり小さかったからと言われています。
当時はこういう音を遮るものは、風の音、動物の鳴き声、鳥の鳴き声などでしょうか。
今の時代では雑音が多すぎます。
しかし、かなり繊細なタッチでの音色の変化がある楽器です。
無くなったクラヴィコードを復活させた人がいました。
古い時代の音楽の演奏法や楽器の復興に一生を捧げたイギリス人のアーノルド・ドルメッチ。
お父さんもクラヴィコード奏者で、自身もクラヴィコード奏者でした。
直に奏法を伝授されたいたわけです。
そのアーノルド・ドルメッチの工場で作られたクラヴィコードがうたまくら社にあります。

この楽器を持ち込んでのコンサートが 9/17(土)大阪・カトリック高槻教会で開かれます。
和歌劇「高山右近}のオープニングで使用されます。
あのフランシスコ・ザビエルが持ち込んだとされています。
ですので、かれこれ、500年前になるのですが、このクラヴィコードはヨーロッパでは12~13世紀頃に発明されたとして、産業革命の19世紀まで使われていました。しかし、ピアノの発明によりどんどん衰退していき、一旦この世の中から消えてしまいました。
それは響板が30cm四方しかなく(ピアノはピアノの大きさ分あります)、発音形式も今のピアノとはまったく違って、音量もかなり小さかったからと言われています。
当時はこういう音を遮るものは、風の音、動物の鳴き声、鳥の鳴き声などでしょうか。
今の時代では雑音が多すぎます。
しかし、かなり繊細なタッチでの音色の変化がある楽器です。
無くなったクラヴィコードを復活させた人がいました。
古い時代の音楽の演奏法や楽器の復興に一生を捧げたイギリス人のアーノルド・ドルメッチ。
お父さんもクラヴィコード奏者で、自身もクラヴィコード奏者でした。
直に奏法を伝授されたいたわけです。
そのアーノルド・ドルメッチの工場で作られたクラヴィコードがうたまくら社にあります。

この楽器を持ち込んでのコンサートが 9/17(土)大阪・カトリック高槻教会で開かれます。
和歌劇「高山右近}のオープニングで使用されます。
武生国際音楽祭2011 終わり - 2011.09.12 Mon
武生国際音楽祭2011 何屋さん? - 2011.09.09 Fri
武生国際音楽祭2011も後半に入ってきました。
現代音楽の作品が数多く発表されていきます。
いろんな編成があり、曲によってその特徴が様々です。
私は、ピアノを中心とした作業なのですが、ピッチを合わせたり、調整したりと、正確に合わせるのが仕事なのですが、現代音楽になってくると、どうしても???が飛んでいきます。

作曲者に質問しました。
「ピアノとチェロの微妙にピッチがずれているのは、意図的なのでしょうか?」
「はい、そうです。」
「あのちょっと気持ち悪いのがですか?」
「それが美しいのです。病みつきになりますよ!」
というやり取りがあって、私は狂っているのを合わせる職業なので、この世界は無理、と思ってしまいました。
ピアノ調律でも意図的な多少の狂いを使うことはありますが、う~~~と唸ってしまうのが、美しいということです。
現代音楽の作品が数多く発表されていきます。
いろんな編成があり、曲によってその特徴が様々です。
私は、ピアノを中心とした作業なのですが、ピッチを合わせたり、調整したりと、正確に合わせるのが仕事なのですが、現代音楽になってくると、どうしても???が飛んでいきます。

作曲者に質問しました。
「ピアノとチェロの微妙にピッチがずれているのは、意図的なのでしょうか?」
「はい、そうです。」
「あのちょっと気持ち悪いのがですか?」
「それが美しいのです。病みつきになりますよ!」
というやり取りがあって、私は狂っているのを合わせる職業なので、この世界は無理、と思ってしまいました。
ピアノ調律でも意図的な多少の狂いを使うことはありますが、う~~~と唸ってしまうのが、美しいということです。
武生国際音楽祭2011 まさかの出演?! - 2011.09.04 Sun
歌枕直美の煌めきピアノコンサート 終了 - 2011.07.27 Wed

煌めきピアノコンサートが終わりました。
毎回、ピアノ工房の全てのピアノを歌枕が弾くコンサートなのですが、毎回新しい発見があります。
それはその時のピアノの状態に合わせて、選曲をするからです。
この選曲が素晴らしく、今のピアノの最高の状態を引き出します。
今回の曲目は
GROTRIAN-STEINWEG(グロトリアンーシュタインヴェッヒ)での演奏:リムスキーコルサコフ「シエラザード」
AUGST FOSTER(オーガスト・フェルスター)での演奏:レクオーナ「マラゲーニャ」
BALDWIN(ボールドウィン)での演奏:ポンセ作曲「マズルカ」
PETROF(ペトロフ)出の演奏:「エディット・ピアフに捧ぐ」
BECHSTEIN(ベヒシュタイン)出の演奏:久石譲「いのちの名前」