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修理アクションの納品 - 2017.02.08 Wed

先日、お預かりしていたグランドピアノのアクションを関東方面に納品調整に行ってきました。
二台行なったのピアノの共通点はすでに最近オーバーホールしているということです。
つまり大変レベルの低い修理内容で、外装や交換部品の見た目だけ綺麗にした形になっていました。

大きさの順番になってないといけないのがバラバラで、しかも前の部品をはがしきっていない上に貼り付けている状態でした。


全体張弦 YAMAHA G2 納品 - 2016.11.09 Wed

K様所有のYAMAHA G2の全弦交換の納品が終わりました。

お住まいの部屋のリフォームを兼ねてピアノも行なった形です。
長期間お預かりするとレッスンはできません。
リフォームの期間中お預かりしました。
新しい床の防音室にピアノは入りました。


まず大きくは、弦が新しくなったことで音が伸びやかになりました。
特に巻線は、オリジナルの弦はどんどん音が詰まったように伸びなくなっていきます。
これがズーンと伸びのある太い音になりました。
2型の大きさなのに、3型以上の音に聞こえたと喜んでくださいました。

また、フローリングの床に反射したり、壁に反射したり心地よい響きのピアノになりました。





現地修理 高音部の全弦交換 - 2016.11.02 Wed

ピアノ教室を自宅でされていて、ピアノの年数が経ってきました。
最近高音部の断線も増えてきて、そろそろ弦の限界がきている模様。
断線のたびにそこだけの交換をしていると、新しい弦は落ち着かず、すぐ狂ってしまうので音程がずっと不安定です。

そこでお勧めしたのが高音部セクションの全弦交換です。
弦が鉄骨の下をくぐっていて、その鉄骨と弦の接点のところで、弦が鉄骨に食い込んでいるため、その溝(食い込み)を無くして、磨いて鉄骨も弦も新しい形になります。






新たなオーバーホール YAMAHA C3 - 2016.10.19 Wed

新たにオーバーホールのピアノが入ってきました。
40年近く使われてきたピアノです。
使われてきた環境は、ピアノ教室。
弦の錆、フェルトの消耗、劣化。

ただし、この状態でも良く響くピアノなので、オーバーホールをすることで、より響き豊かで上質なピアノに仕上がるのが想像できます。
IMG_0273.jpg
響板の塗料の劣化によリ、茶色く変色、ほこりが付着しています。
塗料の塗替えも行います。





必要な修理・クリーニングとそうでないもの - 2016.01.17 Sun

先日引っ越してこられた方のピアノを調律する機会がありました。
その時に、運んできた運送会社がこれは修理、オーバーホールが必要です、と専門用語を使われて言われても本当に必要かどうかがわからないので見てほしい、とのことでした。

30年くらいたったアップライトを引越しで移動させるときにピアノを運送会社に預けたときに中を見られて、修理の見積もりが来て、
そこにはもう一台中古のピアノが買えるくらいの修理代が書かれていたそうです。
そして一旦保留にして違う調律師に見てもらおうと探してくださいました。

年数が経っているピアノは部品の劣化や置かれている環境(温湿度など)で状態がかなりばらつきがあります。
眠っているピアノほど状態が悪いのですが、それが弾けなくなるほどなっていれば誰でもわかりますが、そうで無いものは素人ではなかなか判断ができません。

30~40年経った繊維、皮、樹脂、などの劣化は必ずあります。
しかしそれがすべて交換が必要なものになっているピアノはほとんどありません。
そのまま、まだまだ使える状態がほとんどです。
(湿気による錆、繊維類の虫食い、過度の使用による消耗は交換修理が必要)

実際に伺ってピアノを見てみると、



黒檀(こくたん)に交換 - 2015.08.13 Thu

GROTRIAN-STEINWEGのグランドの黒鍵を黒檀に交換するご依頼をいただきました。
昔のピアノは象牙(アイボリー)、黒檀(エボニー)でしたが、特に象牙はワシントン条約の1973年以降、輸出入が禁止され、この年までの象牙の在庫しか使えないことになりました。
黒檀も高価で貴重な木材ということと、非常に硬く密度が高いため細工が大変なことで、安価な樹脂製の黒鍵になっていきました。

現在のピアノでは樹脂製になっています。
一部のピアノでは黒檀調と言って、黒檀でない木材を黒く着色して使用しています。
ホールに設置しているコンサートピアノには黒檀が使われています。
その状態を安価で一般家庭用のピアノでも可能なので、黒鍵を黒檀に変更できることをお話しすると、是非、ということになりました。

やはり触った感触は適度なザラザラ感があり、指先に馴染みます。
白鍵より高い位置に来るため指が滑りにくく落ちません。





ペダルの色、形 - 2014.10.20 Mon

次回の時代を語るピアノの響きコンサートに間に合うように修理をしているメーソン&ハムリン。
100年近く前のもので、金属部分にサビ等が出ています。
今のピアノはほとんどが真鍮製で真鍮色(金色)に光っています。
このピアノは銀色に光っています。
20141020000832.jpg


日本ではほとんど見ませんが、お国の違いなのでしょうか、メーソン&ハムリンやニューヨーク・スタインウェイはアメリカ製で昔の物はシルバーが多いのです。
何にクロームメッキを施しているかですが、真鍮ならこのメッキをはがせば金色にできます。
しかし、このようなピアノは見たことがありません。





タッチが重いアクションの修理 - 2014.01.10 Fri

新年明けましておめでとうございます。
今年もピアノに関するより良い情報発信を心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年末からこの年始にかけて、同じような仕事が3台入ってきました。
それはグランドピアノのアクション修理です。
どのような内容かというと、とにかくタッチが重いということで持ち主が何とかして欲しいというご依頼です。

原因として考えられるのは
1.湿気でアクション部品のクロスなどが膨張し鍵盤、各稼働部品の摩擦が大きくなって、重く感じる
2.弾かなくなって、ハンマーが経年変化でふやけて表面が柔らかくなってしまい、モヤモヤした音になって、重く感じる。
3.鍵盤のクロスとそれが当たる金属部分の摩擦抵抗が大きくなって、引っかかった感じになり重く感じる。
4.工場出荷時点で鉛調整ができていないので、各鍵盤がバラついているため弾きにくく感じてしまう。

アクションを全てばらし、各部品の動きを確かめてみました。
フレンジの摩擦抵抗を測るはかりで確かめてみると、通常3〜4gで動くものが、10g前後もあり倍以上の重さに変わっていました。
P1050003.jpg





納品ラッシュ - 2013.10.23 Wed

修理を行なってきたピアノ、アクションの納品がこれから続きます。
まずはH様のヤマハC5。
約25年ほど経っており、当時のヤマハが満を持して出した製品としてニューアイボリー(模造象牙鍵盤)を搭載したシリーズのピアノでした。
象牙の輸出入が禁止され、それに代わるものを開発したのです。

汗を吸って、鍵盤が滑らない。

しかし、その鍵盤が数年後にこんな色になるとは。

P9190007_20131023015609409.jpg

黒鍵の黒檀調(黒檀ではない)の塗料(中国製)とニューアイボリーが化学変化して黒く変色してしまったのです。
これは世界的に販売していたので大きな打撃となりました。(後に無償で交換修理の時期がありました)
日本が一番販売していたのは言うまでもありませんが、H様もこの状態のピアノで何年も弾かれていました。

今回、本当の黒檀と、アクリル鍵盤を張り替える修理と、ハンマーなどを交換する修理でお預かりしました。
アイロンで剥がし貼り替えです。



今のうたまくらピアノ工房は修理ラッシュ - 2013.10.14 Mon

先週、YAMAHA C3のオーバーホールピアノを購入頂いたS様への納品が終わりました。
約1ヶ月半の作業期間を終え、外装もピカピカになり、音色もタッチもきれいに揃って繊細なppが魅力のピアノになりました。

鍵盤蓋が折れ曲がる時代のものですが、真上からの撮影をされていらっしゃるって、折れ曲がるので鍵盤上で影にならずが功を奏しました。



あと2台YAMAHA C3のアクションのオーバーホールを進行中です。
今月中の納品なので最後の追い込みとなっています。
30年近く経っているので本来なら弦の交換もおこないたいところですが、今回はフルコースではなくアクションのみなので、負担も少なく行えます。



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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2017年02月08日 (水)
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