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ピアノ技術見習い生募集 - 2022.07.01 Fri

株式会社うたまくら ピアノ技術見習い制度について

概要
昨今のピアノ業界は大変厳しい状況下に置かれて、楽器店経営、調律師としての継続などが大変難しくなってきています。しかしながらコロナ禍での状況、ピアノを弾く人が継続して増えているのも現実としてあります。また新しいピアノがどんどん値上がりする傾向にある中、中古ピアノの需要も増えその修理もニーズは高まるばかりです。調律師養成学校がどんどん閉鎖していく状況は受け入れ先である楽器店などが経営的に厳しいという時代背景にあります。大手メーカーも調律師を養成しても就職先がないため斡旋できず、調律師としての生き方に疑問を持たざるを得ない時代になっています。しかしながらこれから先ピアノは無くなる事はないので調律師としてのニーズは人数が少なくなる中で高まるばかりです。

調律師になっても継続してやり続けている割合は1割です。これから先もこの割合は変わらないでしょう。そしてこの1割の技術者の技術レベルは様々です。そしてより高い技術が求められる客層に対しての調律師はまだまだ人数は少ない状況です。ピアノが1番売れた時代の調律師70代60代後半の方々があと数年でどんどん引退されていきます。その土壌への対応も早急に迫られてきています。

目的:
うたまくら社ではこれから必要とされる時代の調律師を育てていくために来年の春から見習い制度を設けます。それは時代に合った仕事、調律、修理、オーバーホールができ、そのために必要な事務作業や、お客様とのやり取りにもっとも必要とされる人間性も育てます。
また、コンサート調律の世界も人材不足です。その対応する技術、ノウハウも伝えていくべく今の若い人たちに引き継いでいってもらおうと考えています。


ホームページのリニューアルが終わりました。 - 2016.05.14 Sat

うたまくら社は今年度で25周年を迎えました。
この25周年に向けてホームページの改定を行なってきました。
大きくは今最も要求されるスマートフォンへの対応です。
ホームページの閲覧数の40%はスマートフォンで見られています。
このブログの33%もそうです。

どこにいても素早く有益な情報が得られる時代です。
これらに対応すべく、内容も考えて作りなおしています。
これからもより内容のあるものに改定し続けていきます。


以下、各カテゴリーをクリックしてぜひご覧ください。


今年も大変お世話になりました。 - 2015.12.30 Wed

今年も1年ブログをご覧いただき、大変ありがとうございました。

この一年もピアノにかかわるいろんな方々との出会いでこのブログもやってこられました。
一般のご家庭、コンサート、修理、などで全国あちこち伺わせていただき素敵な方々とピアノの出会いがいっぱいありました。

ピアノはあくまでも音楽を奏でるための道具にすぎません。
しかし、そこにいろんな愛情が込められていきピアノが家族のようになって迎えられている光景は嬉しい限りです。

みなさんの想いにこれからも応えられるよう来年も情報発信を続けていきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


限界の見極め - 2014.04.09 Wed

20代前半、25年ほど前にドイツのグロトリアンピアノの工場にいた時、急に片目が霞んで見えにくくなりました。ドイツでは野菜を食べるのが少なく、ビタミンが少ないから霞んだのかと思い、毎日ニンジンを生で食べていました。

もちろんこんな浅はかな考えで治るわけもなく、眼医者に行っても言葉がわからないので心細いなぁ、という環境でした。
運良く、当時師匠である日本人ピアノマイスターの知り合いに、ドイツに研修医として来られていた日本人眼科医の方を紹介して見ていただき、自分の眼の症状を知りました。
治る病気ではないことを知り、そこからその病気とお付き合いが始まって25年。

ピアノの作業は細かい調整が多いのですが、最後は鍵盤の感触と音で勝負です。



融和 - 2014.04.02 Wed

先日、奈良桜井の大神神社で奉納演奏がありました。
うたまくら社の代表歌枕直美が来月リリースするCDの音楽の中の演奏です。
昨日4月1日が創立記念日でうたまくら社の23年間の節目節目で奉納演奏をさせていただきました。
奉納演奏の様子はこちらを見てください。

大神神社は日本最古の神社といわれて、ご神体は三輪山そのもので三輪山は国を開いた大物主大神(大国様)が御魂を留めたという霊山です。
この場所は厳粛な場所でもあるのですが、祀られている拝殿での演奏は歌枕が歌い、伴奏はこのブログでも紹介した、うたまくら社にある古楽器を録音した音源です。




関東方面の調律 - 2013.12.06 Fri

2日前から、関東方面の調律に来ています。
今回は約1週間、名古屋を皮切りに静岡、神奈川、埼玉、東京、千葉が周る範囲です。

オーバーホールをさせて頂いて、納品したディアパソンの調律。
うたまくらピアノ工房で購入頂いたピアノの調律。
ネットで調律師を探されてご依頼頂いたレスナー。
10年以上のお付き合いのピアニスト、レスナー。
グランドピアノをお持ちで過去に音大まで行かれてその後弾かれなくなってブランクがあるピアノ愛好家の再開のためのお手伝い調律。
などなど。

調律だけではなく、1台のピアノの音色タッチをきちんとまとめ、喜んでいただけるための作業を行なっています。
このようにいろんな形でご依頼いただいています。



お茶の時間 - 2013.05.11 Sat

新ピアノ工房の工事が始まって10日が経ちました。
徐々に出来上がっていく様子を見るのは楽しいものです。
ずっと見ているわけではなく、こちらの仕事が終わって工房に戻ってきた時にちらっと見る瞬間だけですが、前の記憶と重ねるので、パラパラ漫画を見ているような感覚です。

ここで仕事をしていただいている職人さんはいろんな職種のプロです。
防音工事の大工さん、部屋の土台作りの方、窓ドアなどの大工仕事の方、電気工事屋さんなどと様々です。

たまたま、今の工房に早く帰ってきて、今度の6月2日のコンサートのためのピアノの修理を行なっていました。
すると、職人さんたちのお茶の時間になったのです。




新うたまくらピアノ工房のご案内 - 2013.04.26 Fri

来る6月2日にうたまくらピアノ工房が新しくなります。
今までの工房の隣で、道路に面した所になり、広くなって、展示ピアノも増え修理スペースも大きくなります。
よりバージョンアップした形でご披露できるのがこの日です。

それに伴い、うたまくらピアノ工房月間(6/2〜6/30)が始まりオープニングコンサートを行います。



「時代を語るピアノの響き」
6月2日、3日 両日とも10:00〜12:00

展示ピアノ
うたまくらピアノ工房
<グランドピアノ>
BECHSTEIN ベヒシュタイン M型 1971年製(ドイツ製)
GROTRIAN-STEINWEG グロトリアンーシュタインヴェッヒ 160 1965年製(ドイツ製)

<アップライトピアノ>
BECHSTEIN ベヒシュタイン8 1908年製(ドイツ製)
BECHSTEIN ベヒシュタイン9 トロピカル仕様 1921年製(ドイツ製)
SAUTER ザウター1973年製(ドイツ製)
EREAU エラール2000年製(フランス製)
KIMBALL キンボール1970年代(アメリカ製)
YAMAHA ヤマハ1923年製(大正13年製)
(展示ピアノに変更があるかもしれません)

うたまくら茶論
チェンバロ:シュペアハッケ(スイス製)
クラヴィコード:アーノルド・ドルメッチ(イギリス製)
フォルテピアノ:ノイペルト(ドイツ製)
ピアノ:ベヒシュタイン・パリッサンダー1889年製(ドイツ製)

会 場:新うたまくらピアノ工房 うたまくら茶論
演 奏:歌枕直美
楽器案内人:荒木欣一
会 費(税込)
コンサート:大人¥3000 学生¥2000 小人(小1未満)¥900

コンサート後のランチはいかがでしょうか。
ランチ:大人¥1500 学生¥1200 小人(小1未満)¥900


工房月間としてセミナーも企画していきます。
内容は追ってお伝えいたします。

また、イタリア製ピアノ椅子の展示もいたします。

是非みなさまのお越しをお待ちしています。

お申込み

新年のあいさつ - 2013.01.03 Thu

新年あけましておめでとうございます。

昨年一年間このブログをお読みいただいてありがとうございました。
いろんな取り組み、コンサート、修理の模様を綴ってまいりました。
ピアノに特化した内容ではありますが、道具であるピアノが主役になるだけではなく、ピアノに携わる方々もこれまで以上に綴っていきたいと思います。
ブログを通じて情報の提供、いろんな考えの発信、共有も出来ました。

今年も今まで以上に意味のある情報発信を心がけて、少しでもピアノに携わていて良かった、携わっていきたいと思っていただける方々が増えれば嬉しいと思います。

どうぞ今年もよろしくお願い申しあげます。

荒木欣一



今度は発表会 - 2011.08.22 Mon

今度はピアノ工房で4日間にわたり、発表会が行われます。
今までは、ピアノに関してのセミナーなどが中心の工房月間でしたが、真夏を締めくくる恒例の発表会です。
一日に多いときは3回の発表会があり、大人も子供も参加してくださいます。
間にランチや、ディナーなども盛り込んで、教室全体が盛り上がります。
また、なんといっても、生徒さん出演の和歌劇もあり、毎回皆さんの意気込みには脱帽です。

発表会というのは、人前で弾くのですが、大人の方曰く「この年になって緊張するということが無くなってきているので、いい機会です。」とか、緊張しながらでも楽しんでいただけているというのが、素敵なことだと思います。

仕事柄発表会の仕事はよくやります。
でもいつも決まりきった形で、ドレスを着て、写真屋さんの写りの良いようにピアノが配置され、お辞儀の位置にライトがあたり、弾いた後はそそくさと帰っていく。
これが延々と何時間も続くというものです。

うたまくらはバラエティーに飛んでいます。
ピアノあり、弾き語りあり、歌あり、ミュージカルあり、和歌劇ありと音楽を楽しむためのものなら何でもOKです。

もちろんそれをしっかり指導している先生もちゃんと出演してくださいます。
先生の演奏も見もの聴きものですね。
このようにしてピアノが使われているのを見ると、ピアノも喜んでいるかのようで、こちらも嬉しくなってきます。

さあ、明後日から始まります。
お時間許す方は、見学もあります、是非一度いらして下さい!




<日程>
23(火)歌枕直美音楽教室発表会
10:00~ 14:00~/ピアノ工房、茶論

25(木)歌枕直美音楽教室発表会
14:00~/ピアノ工房、茶論

27(土)歌枕直美音楽教室発表会
15:00~/ピアノ工房、茶論

28(日)歌枕直美音楽教室発表会
10:00~ 13:30~ 16:00~/ピアノ工房、茶論

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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ピアノ技術見習い生募集
2016年05月14日 (土)
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2014年04月09日 (水)
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