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ベヒシュタイン8との再会 - 2018.06.05 Tue



毎年伺っているピアノですが、毎回ピアノを触るたびにこのピアノの素晴らしさを感じることができ、嬉しい仕事の一つとなっています。

国産ピアノで板に切れ込みがあるトーンエスケープという音が外に出るシステムがありますが、板に装飾や、くり抜きが施されて、網が貼ってありますが、どれだけお洒落かがわかります。

このピアノと同じ時代の工房のピアノに、またスポットを当てる企画「時代を語るピアノの響きセミナー」を7月15日、16日の両日行います。

詳細は改めてお知らせいたします。
どうぞお楽しみに。


納品3年後 - 2014.05.07 Wed

3年前に納品されたベヒシュタインの調律に行ってきました。
このピアノは1970年代良き時代のベヒシュタインで、工房でオーバーホールを施したピアノです。
音楽、ピアノを専門に勉強する学校に通われている高校生で、ピアノが大切に使われているのを、ピアノの中身を見てわかりました。

通常、弾けば弾くほど消耗してくるのですが、かなり弾かれているはずなのに、程良い感触というか、良い響きを出し続けていました。
納品して最初の数ヶ月はピアノがどんどん鳴ってきてうるさく、コントロールが出来ない感じだったとのこと。
それで横にあるもう一台のピアノの方をよく弾かれていたとのこと。
お部屋に合わせての整音を行なったことや、娘さんがベヒシュタインにどんどん慣れていかれたこともあって、ピアノと弾き手が通じ合った瞬間があったのだと思います。



ベヒシュタイン K 入荷しました - 2014.02.06 Thu

ベヒシュタイン グランドピアノ K型が入荷しました。

bechsteink03.jpg


1935年製のベヒシュタインK型。
ドイツでオーバーホールしたものですが、響板、駒関係、外装、鉄骨の仕上げは完璧です。
そして小型のグランドなのにかなりの音量と豊かな音色にびっくりしました。
シュワンダーアクションからレンナーアクションに変わっていった時代でハンマーもオリジナルの状態なので当時の貴重な音色が楽しめます。



こんなスペースにベヒシュタイン - 2013.11.06 Wed

先月搬入したBECHSTEIN S 140が納品されました。
この大きさですが響き、タッチ、音色はベヒシュタインそのものです。

PA310014.jpg

購入頂いたE様のお宅は建てられた時の工夫がありました。
将来的にグランドピアノが欲しいということで、そのグランドピアノが入るルート、つまり玄関からのピアノが通るルートのスペースを確保されて設計されていました。
何回か曲がる個所がありますが、ゆったりと曲がれます。
一番奥には防音室があります。
ゆったりとアップライトが2台入るスペースです。
しかし、グランドピアノは最低でも2~3畳のスペースが取られてしまいます。

奥様のチェロも弾けるようにと、防音室のスペースを最大限に広く使いたいとのこと。
それにはある程度の小さいピアノが必要でした。
ベヒシュタイン140cmがぴったりでした。



凄いピアノ ベヒシュタインS型 - 2013.10.10 Thu

うたまくらピアノ工房に入ってきた、BECHSTEIN S。
20131081.jpg

なんとサイズは140cm。
このクラスのピアノは超小型ベビーグランドになります。
アップライトのサイズでは弦長や響板の大きさなどでは100cmクラスの小型のものと同じでしょうか。
でも一度鳴らした音を聴いてみると、この小ささをまったく感じさせないのです。
「あっやっぱりベヒシュタイン!」と思いました。

音色の甘さ、タッチの軽快さ、弦長が短い低音とのバランスの良さが驚きでした。
やはり材料を吟味して作っていた黄金時代のピアノ、我が家に欲しいと思ったくらいです。




ベヒシュタイン トロピカル仕様のバージョンアップ - 2013.07.22 Mon

うたまくらピアノ工房にあるベヒシュタイン9 トロピカル仕様のさらなるバージョンアップ作業をすることになりました。

ピアノの中の状態を紹介しています。
こちらをご覧下さい。

隠れた技術1

隠れた技術2

外装編

そしてこれから行う内容はハンマー交換です。
このピアノの部品はほぼオリジナルの状態ですが、音色、響きをもっと豊かにするために、発音源であるハンマーの交換を決めました。

先日、105年前のベヒシュタイン8のオーバーホールをしましたが、124年前の茶論のベヒシュタインに始まり、黄金時代の流れを感じることができます。
次回、作業内容をお伝えします。



どうぞお楽しみに。

ベヒシュタイン8 1908年製 オーバーホール.4 - 2013.05.24 Fri

さて、肝心のハンマー付けです。
このベヒシュタインのハンマーは弦の張られている角度にかなり正確に傾けて接着されています。
そのため、低音のハンマーは動く時に両隣のハンマーに擦れてしまいます。
それを避けるために、ハンマーのフェルトのサイドの一部分を斜めに削ぎます。

現在市販されているハンマーとのサイズの違いもかなり有り、オリジナルのサイズに短くしたり、簡単にポンと取り付けられないのが、大変でもあり、面白くもあり。

P5070051.jpg
ネジで角度調整ができる手作り工具です。



ベヒシュタイン8 1908年製 オーバーホール.3 - 2013.05.17 Fri

ようやく、形が見えて来ました。
本体の張弦が終わってから外装の方を進めてくださっています。
P4180039.jpg

昔のピアノはデザインにも凝っていて細かい部品が多いため、塗装は大変!と嘆いておられます。
また、105年という歳月で過去に何度も外装の塗り直しの跡が見え、しっかりとした修理が施されているかが40年50年後の今に見られます。
きっと次の修理となる時に恥ずかしくない中身にしておきたいです。

黒のつや出しで風格ある仕上がりが想像出来ます。

そして、中の方も順調に進んでいます。がしかし、細かい作業のオンパレードです。



ベヒシュタイン8 1908年製 オーバーホール.2 - 2013.04.05 Fri

105年前のベヒシュタイン8の修理を行なっています。
100年というと過去に何度かの修理が行われています。
それがまた消耗したり、剥がれていたり、折れていたりと悪くなってきています。

今の進行状況は張弦です。

張弦に行くまでに下準備が山ほどあります。
弦枕の作製。
ベヒシュタインの弦枕は木にフェルトが貼ってあります。
この時代のオリジナルは水色のクロスなのですが、これと同じ物が無いので、現在のものと同じ緑のフェルトを使用しました。
木片にフェルトを包むように貼るのですが、一工夫があります。
チューニングピンに近い辺の部分はフェルトに余裕を保たせ、木片よりフェルトをはみ出させて巻きます。
見た目はきっちりと包んでいるように見えます。

P4040013.jpg



時代を語っているピアノの修理 - 2013.03.21 Thu

いよいよ今週末に今のピアノ工房での最後の「時代を語るピアノの響き」コンサートが行われます。
何年も使われ続けたピアノたち、そして作られた時代の背景などが作業をしていると見えてきます。
そして新たに修理に取り組んでいるピアノが、ちょうどこのタイトルにピッタリの作業になりました。

BECH81908002.jpg

この写真は105年前のベヒシュタインのアップライトを修理しているところです。
鍵盤の下のところの部品が錆びて交換しようと分解していると、作られた当時、もしくは今までの何処かの時代に調整した形跡が見えて来ました。



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Author:arakipiano
35年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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