巻線のボン線直し - 2018.12.12 Wed
輸入、国産に限らず年数の経ったピアノによくある症状として低音弦の巻線の鳴りが悪くなる事があります。
鋼鉄線に銅線を巻きつけた低音弦、テンションをかけて巻いています。
テンションをかけすぎる(銅線がきつく巻かれている)と音は「ボーン」と鳴らず、「ボム」と詰まった音で響きません。これをボン線といいます。
テンションがかかってない(銅線がゆるく巻かれている)と「ジーン、ジリジリ」と雑音が含まれた音が出ます。これをジン線といいます。
このような巻線は一般的には一旦外して巻線の方向きに沿ってねじる、逆にねじるなどの作業を行い直そうとしますが作業の難しさが伴います。
その一歩前に行う作業の紹介です。
鋼鉄線に銅線を巻きつけた低音弦、テンションをかけて巻いています。
テンションをかけすぎる(銅線がきつく巻かれている)と音は「ボーン」と鳴らず、「ボム」と詰まった音で響きません。これをボン線といいます。
テンションがかかってない(銅線がゆるく巻かれている)と「ジーン、ジリジリ」と雑音が含まれた音が出ます。これをジン線といいます。
このような巻線は一般的には一旦外して巻線の方向きに沿ってねじる、逆にねじるなどの作業を行い直そうとしますが作業の難しさが伴います。
その一歩前に行う作業の紹介です。
対応力 - 2018.11.07 Wed
最高級ピアノが最高の精度で作られているとは限りません。
また逆に最高の加工精度で作られていても良いピアノができるとは限らないのが面白いです。
今回はスタインウェイピアノの加工精度が悪く雑音が出ている処理の方法の紹介です。
鉄骨にネジ止めされるアグラフの位置が等間隔になっていないのと、そのアグラフとの間に設けるダンパーガイドレールの穴が左寄りに開けられてしまって、ダンパーワイヤーが弦に触れてしまい打鍵時にジリジリと雑音が出てしまっています。
動画をご覧ください。
また逆に最高の加工精度で作られていても良いピアノができるとは限らないのが面白いです。
今回はスタインウェイピアノの加工精度が悪く雑音が出ている処理の方法の紹介です。
鉄骨にネジ止めされるアグラフの位置が等間隔になっていないのと、そのアグラフとの間に設けるダンパーガイドレールの穴が左寄りに開けられてしまって、ダンパーワイヤーが弦に触れてしまい打鍵時にジリジリと雑音が出てしまっています。
動画をご覧ください。
雑音処理動画 - 2018.10.17 Wed
弾いているからこその雑音発生というのがあります。
今回スタインウェイのフルコンサートピアノで起こっていました。
原因は単純です。
汚れです。
これらの汚れを取るだけで以前のスムーズで静かな動きが蘇ります。
静かな曲を弾いていて、繊細に鍵盤をコントロールしている最中にギギギッと鳴ったら台無しです。
技術者も敏感でないといけません。
今回スタインウェイのフルコンサートピアノで起こっていました。
原因は単純です。
汚れです。
これらの汚れを取るだけで以前のスムーズで静かな動きが蘇ります。
静かな曲を弾いていて、繊細に鍵盤をコントロールしている最中にギギギッと鳴ったら台無しです。
技術者も敏感でないといけません。
修理動画 ハンマーニカワ付け - 2014.06.25 Wed
オーバーホールの作業というのはなかなか見ることができません。
一般家庭の調律ならば、調律をその時に生じるアクションなどの調整を見ることができますが、消耗部品の交換などは現場でできないため、何をやっているか見えない部分です。
オーバーホール時の動画をいろいろと撮ることができたため、少しずつ編集しながらお見せしていきたいと思います。
今回はハンマー交換です。
ピアノの中の一番の消耗部分はハンマーと、鍵盤関係のクロス類です。
つまり繊維部分の消耗が一番にやって来ます。
しかしそれは交換することができるためにずっと弾き続けることができます。
作業のポイントは動画の中でも説明していますが、部品交換が単純な右から左へ交換するだけに終わらないところを見ていただければと思います。。
一般家庭の調律ならば、調律をその時に生じるアクションなどの調整を見ることができますが、消耗部品の交換などは現場でできないため、何をやっているか見えない部分です。
オーバーホール時の動画をいろいろと撮ることができたため、少しずつ編集しながらお見せしていきたいと思います。
今回はハンマー交換です。
ピアノの中の一番の消耗部分はハンマーと、鍵盤関係のクロス類です。
つまり繊維部分の消耗が一番にやって来ます。
しかしそれは交換することができるためにずっと弾き続けることができます。
作業のポイントは動画の中でも説明していますが、部品交換が単純な右から左へ交換するだけに終わらないところを見ていただければと思います。。