topimage

ベヒシュタイン B 1971年製 オーバーホール Vol.5 - 2008.12.28 Sun





今年も後わずか。今年中に終わらせておきたい仕事の一つとして、ベヒシュタインの響板の塗装がありました。
冬場は塗料の乾きが遅いため、しっかりと乾くまで時間がかかります。

この冬休みの間にじっくりと乾かして、次の作業の準備をしたいと考えています。
DSCN5414.jpg
DSCN5412.jpg
この塗料は以前この響板に使われていたニスをこそぎ落として、改めて溶かして使って刷毛塗りしました。
この飴色がたまりません。

乾いてからの響きが楽しみです。
このニスを塗った直後でも、ド~ンと響いていたので。

来年からの作業は張弦にアクション関係です。
ハンマー付けに、整音。
また、ご報告いたします。

ベヒシュタイン B 1971年製 オーバーホール Vol.4 - 2008.12.24 Wed





ようやく響板の塗料の剥がしと、割れの修理が終わりました。
DSCN5405.jpg
DSCN5406.jpg
なんとも時間のかかること。

そして真ん中にあるベヒシュタインのロゴをうっすらと残して、その上からまた、同じニスを塗って行きます。

響板に見える点々は響棒が剥がれないように止めてあるオリジナルのネジです。
今はあまりこのネジを見せないように、もしくは他の方法で作られています。
でもこの方がしっかりと補強ができてよいのですが。
音に影響はありません。
この状態で響板をこぶしで叩くと、ド~ンと深い響きがしました。
これから先が楽しみです。

次はもう一度表面をきれいにざらつきを落として、最後のニス塗りです。
今年中にはニスを塗って年越しです!

ゲルハルト・オピッツ氏のお人柄 - 2008.12.20 Sat





12月は第九が多い月ですが、結構他のコンサートも目白押しです。
昨日はあるオーケストラの定期演奏会でソリストとしてゲルハルト・オピッツ氏が出演されました。

オピッツさんとは昔、イタリア時代からお世話になっています。
イタリアのナポリの、あるピアノコンクールの覇者でもあるオピッツさんはナポリと縁があり、ここでのコンサートでブラームスのピアコン1番を弾かれその仕事がきっかけでした。

それから日本で、あるホールのピアノ開きのコンサート、その他色々と担当させて頂きました。
リハーサルなどではピアノまわりをゆっくりと歩き、さらっとピアノを弾かれ、「後は本番に取っておきます」とその場を和やかにしてくださいます。


今回の曲はベートーヴェンピアノコンチェルト5番。
王道をいきますね。
あの安心感、重厚感、そして熱いものが伝わってきます。
終わると開場は団員さんも含めブラボーの嵐でした。
満席の会場が湧いていました。

舞台袖に帰ってこられると、水を差し出したスタッフに日本語で「これは焼酎ですか?」「いえいえ!お水です。」ごくごくと飲み干し「焼酎で乾杯できると思ったのに、、、」と笑ってジョークを言って楽屋に帰られました。

ピアノをピアノ庫に片付けてドアを出るとオピッツさんがいらして「今日はありがとうございました。」日本語で言われると嬉しくなります。こちらもお礼を言って最後に「アウフヴィターゼン(さようなら)」覚えている少ないドイツ語で挨拶をすると「また次回!」と。

プロは最後の締めもきれいでした。
次回を楽しみにしています。

アリス=紗良・オット 超絶技巧練習曲集 - 2008.12.18 Thu





今日の仕事は「超絶技巧」この文字が吹っ飛んでしまうほどの迫力でした。迫力というより、さらっとしかも情熱的にこなしてしまう演奏にびっくりしました。
ピアニスト アリス=紗良・オット
DSCN5399.jpg

今注目のピアニストですが、幼少の頃から才能を発揮されて、今若干20歳。
あのドイツ・グラモフォンからのデビュー記念演奏。
リストの超絶技巧練習曲集、12曲を68分間、休む間もなく演奏し続けました。
数曲を取り上げるコンサートはあっても、全曲のリサイタルはほとんど聴いたことはありません。

決してテクニックが前に出るのではなく、一曲一曲を丁寧にしかも、集中力を切らさず弾き続ける。
よくありがちなテンポが速すぎて指が追いついて行かなくなるようなことなんて全く無く、これだけの曲を安心して優雅に聴いていられるのは珍しいと思います。

その証拠に、ピアノの調律を狂わさない演奏、リストでこれができるなんて不思議です。
調律がうまくなった気分です。

聴衆の皆さんも最後の静寂まで飲み込まれていました。
凄いアーティストが出て来ました。

渡辺貞夫 クリスマスライブ!2008 - 2008.12.13 Sat





クリスマスなのにノリノリのライブ
あるホールでの仕事でした。
DSCN5395.jpg


御年74歳のサックス奏者、渡辺貞夫さん。未だ現役で若い人を引っ張っておられます。
今日の仕事はこのナベサダさんの仕事でした。
若いときにコマーシャル、テレビ、ラジオなのでよく耳にしていたサックス、時代を引っ張ってこられた方でもあります。

そして今日はサンバ、ボサノバのブラジルがテーマでした。
もちろんメンバーもみんなブラジル人。
陽気!陽気!陽気!
ナベサダさんの半分以下の年のメンバーばかりで、その人たちをノリも含めて引っ張っておられました。


すごい!


ピアニストもスタインウェイとヤマハのシンセ、そしてフェンダーローズを操っていました。
あのリズム感と雰囲気は持って生まれたものなのでしょう。やはり本場ですね。
演奏が終わって舞台袖に帰ってくる度に、私を見て親指を立てて、グー!
こちらも両手の親指でグー!グー!

そういえばブラジルでのクリスマスは真夏のクリスマス。
ノリノリでもおかしくないのかも。

帰宅時もノリノリでした。

プレイエルのお引っ越し - 2008.12.13 Sat





新居へプレイエルの引っ越しです。
S様は15年住まわれていたところから新居に移られ、そのときに愛機プレイエルも一緒です。

なんと螺旋階段からの担ぎ降ろしでこの狭さと難しさはいつもの運送屋さんを頼むしかありません。
DSCN5388.jpg

DSCN5389.jpg

社長さん曰く「こういう状況のものは燃えますね!」
なんと頼もしいお言葉。
安心して見ていられます。


無事新居に納まり、
DSCN5393.jpg

S様、ここからまた、新たな時間を共有して行ってください。


しっかりと調律させていただきました。
また来年よろしくお願いいたします!

走っています! - 2008.12.09 Tue





関東方面を走っています。
先月、菊を見たと思ったらもう師走です。
この時期恒例の調律ですが、今回もいろんなピアノと出会うことができました。

グロトリアンーシュタインヴェッヒ
フップフェルト
ヤマハ
ザイラー
ファッツェル
メーソン&ハムリン
スタインウェイ&サンズ
大橋ピアノ
カワイ
、、、

よくもこんなにバラエティーにとんだピアノが集まっていることだと思います。
それぞれの個性があって、お持ちの方の個性も様々で、その出会いが何とも楽しいです。
明日は夜行バスで帰ります。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

FC2カウンター

プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

表示中の記事

2008年12月28日 (日)
ベヒシュタイン B 1971年製 オーバーホール Vol.5
2008年12月24日 (水)
ベヒシュタイン B 1971年製 オーバーホール Vol.4
2008年12月20日 (土)
ゲルハルト・オピッツ氏のお人柄
2008年12月18日 (木)
アリス=紗良・オット 超絶技巧練習曲集
2008年12月13日 (土)
渡辺貞夫 クリスマスライブ!2008
2008年12月13日 (土)
プレイエルのお引っ越し
2008年12月09日 (火)
走っています!
by AlphaWolfy

カテゴリ

プルダウンリスト

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

最近のトラックバック

リンク