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時代を語るピアノの響き 整音セミナー1回目終了 - 2013.03.28 Thu

時代を語るピアノの響きとセミナーが無事終わりました。
東京、名古屋、関西一円からお越しいただきありがとうございました。
教室のみなさん、調律でお世話になっている方々、様々な技術職の男性陣、ピアノの先生。
いろんな個性あるピアノの音色とそれを生かした歌枕の選曲でいつもの工房が別世界の空間でした。

ドイツのピアノ ベヒシュタイン、ザウター
フランスのピアノ エラール
アメリカのピアノ キンボール

戦前戦後、そして最近に作られた様々なピアノですが、それらに合ったクラシックだけではないいろんなジャンルの歌枕の選曲がよりピアノの魅力をひき立たせていました。
言葉で表すよりも是非一度聴いていただきたいて体感していただきたいです。


いろんなジャンルの技術者の方々が来てくださったことは非常に嬉しいことで、グランドピアノの下に潜って聴いてくださって下から分析していただいたり、3歳から80歳近くの方まで幅広い年齢層で子供さんの反応も素直に、「わぁきれいな音!」と言葉が出ていたことに、ここでのコンサートの意味をあらためて認識しました。
201303241.jpg





時代を語っているピアノの修理 - 2013.03.21 Thu

いよいよ今週末に今のピアノ工房での最後の「時代を語るピアノの響き」コンサートが行われます。
何年も使われ続けたピアノたち、そして作られた時代の背景などが作業をしていると見えてきます。
そして新たに修理に取り組んでいるピアノが、ちょうどこのタイトルにピッタリの作業になりました。

BECH81908002.jpg

この写真は105年前のベヒシュタインのアップライトを修理しているところです。
鍵盤の下のところの部品が錆びて交換しようと分解していると、作られた当時、もしくは今までの何処かの時代に調整した形跡が見えて来ました。



セミナー 整音入門編 追加日程 - 2013.03.14 Thu

「整音入門編」のセミナーの追加日程が決まりました。
日時:2013年4月6日(土) 16:00〜17:30

3月24日(日)ご都合つかない方、是非お越しください。

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3月24日からの工房月間が始まり、セミナー内容が決まりました。
「整音入門編」

調律師の仕事にはいろいろとありますが、
調律
整調
整音
修理
これらの作業内容があります。

音を整える作業が「整音」というのですが、専門の作業なので、言葉で表すと難しいのですが、
よく、ハンマーに針を刺すという作業があります。
硬いハンマーフェルトに針を刺し柔らかくし、音色を丸くします。

これは音を整える作業の中のほんの一部です。実はまだまだあります。
そのまだまだある内容を一般の初めての方でも簡単にわかるように体験していただけるセミナーです。
ピアノの先生、これからピアノを購入しようとする方、ピアノ大好きな方対象です。


今のピアノの状態を知る
これからのピアノの方向性を知る
ことができるので是非みなさまのご参加をお待ちしています。

日時:2013年3月24日(日) 14:00~15:30

内容:ピアノの整音というのはハンマーに針を刺すことだけではありません。良い音を発音させるためにいろんなところにいろんな技術を施します。内容がわかってこそ、このような音になるのだというところにつながります。良いピアノ悪いピアノを見る判断にもなります。是非整音によっての音色の変化を体感してください。

会場:うたまくらピアノ工房

講師:荒木欣一

会費(税込):¥2.000-

お問い合わせ:06-6317-3873 utasha@utamakura.co.jp

オンラインお申込み




オルガン納品 - 2013.03.08 Fri

ようやく修理が完成して、納品となりました。
P3010001.jpg
T様に大変喜ばれました。
7回の転勤による引越しにはこのオルガンは持って行けなかったとのこと。
ずっと、身内の家に置かれていて、いつか引き取る時が来たら、引き取りたいという想いをずっと持っていらっしゃいました。

こうやって写真に納めてみると、ずっと前からそこにあったように見えます。

3/24・25 時代を語る響きコンサートのご案内 - 2013.03.01 Fri

来月の3月24日と25日に、うたまくらピアノ工房で恒例の「時代を語る響きコンサート」が開かれます。
数カ月後新しくピアノ工房が移転するため、今のピアノ工房での最後のコンサートになります。
このうたまくらピアノ工房はうたまくら社の出発の場所でもあるのですが、その時にあったピアノが現在茶論に置いてあるベヒシュタイン・パリッサンダーです。
ベヒシュタイン・サロンと呼んでいた時代もありました。

いろんな変遷で今のピアノ工房が出来上がりました。
ここから、いろんなピアノが旅立って行きました。
一台一台はっきりと覚えています。
もう一度綺麗な音色を奏でてくれるよう、作業をしています。

そして、最後に弾き手に命を吹き込んで蘇らせ、よりきれいに奏でられるようピアノが準備されていきます。


様々な時代に生きてきたピアノ、その背景などのお話と、歌枕がピアノに合った選曲でコンサートをいたします。
後半は茶論に移動していただき、お茶を召し上がりながら歴史的鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)を使った演奏があります。
最後に120年前の新生されたベヒシュタインを使っての演奏を聴いていただきます。
どうぞ、時代を感じてください。
みなさんのお越しをお待ちしています。



「時代を語るピアノの響きコンサート」

日時:2013年3月24日(日)、25(月)10:00~12:00

演奏:歌枕直美

楽器案内人:荒木欣一

会場:うたまくらピアノ工房・茶論

料金(税込)お茶付:大人¥3000 学生¥2000 子供(未就学児)¥900




ご一緒にランチもいかがでしょうか。
ランチ  大人¥1500 学生¥1200 子供(未就学児)¥900

お申込・お問い合わせ:Tel.06-6317-3873/Fax.06-6317-3874
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arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2013年03月28日 (木)
時代を語るピアノの響き 整音セミナー1回目終了
2013年03月21日 (木)
時代を語っているピアノの修理
2013年03月14日 (木)
セミナー 整音入門編 追加日程
2013年03月08日 (金)
オルガン納品
2013年03月01日 (金)
3/24・25 時代を語る響きコンサートのご案内
by AlphaWolfy

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