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広島産のWAGNER(ワグナー) - 2013.06.30 Sun

先日、素晴らしいピアノに出会いました。
「WAGNER ワグナー」ピアノです。
このピアノはI様所有で昭和35年に購入され、30年近く弾かれずにあって、湿気で動きが悪くなっていました。
引き取り修理となったのですが、この引きとったアクションがドイツのレンナー社製で湿気以外悪くなっているところは無いのです。
この当時のドイツ製のアクションはかなりの金額がしたと想像出来ます。

先生の勧めで買われたとのことですが、ピアノ本体もかなりのお値段だったと思います。

そして、鉄骨に「TOYO GAKKI S.K.K HIROSHIMA」と書かれています。
20年ほど前まで浜松の東洋ピアノ、アトラスピアノで作られているブランドでもあったので意味がわからなかったのですが、広島にいる大先輩にお聞きすると、昭和39~40年頃に無くなってしまったメーカーで、その後東洋ピアノと、アトラスピアノがブランドを引き継いだとのこと。

ヤマハと張り合えるブランドだったとのこと。

P6290018.jpg


しかし、大量生産が始まる時代の直前で倒産してしまいました。
ピアノを見れば見るほど手作りでしっかり作られており、音も今のピアノでは考えられないくらい鳴っているのです。
びっくりしました。



新入荷ピアノ情報 グロトリアンーシュタインヴェッヒ160 - 2013.06.26 Wed

GROTRIAN-STEINWEG 160

グロトリアンーシュタインヴェッヒ 160

戦後のグロトリアンの一番良き時代のグランドピアノです。
丸みを帯びた暖かい音色で、グロトリアン特有の甘みを出しています。
黒鍵に工夫があり、鍵盤蓋に近い部分の奥の細いところは、指がしっかり納まるようにえぐってあります。
これは戦前から行われているグロトリアンならではのこだわりです。

160cmという小ささを感じないほど、音量が豊かで小さなお部屋でも決してじゃまにならなりません。
デザインも大変シンプルな形で、だからこそ飽きの来ない、長く使えるものになっています。

全てオリジナル部品でオーバーホールもこの先20年は必要が無いでしょう。(使用頻度によります)
P6200007.jpg
1965年製 ウォールナット艶消
アクリルアイボリー鍵盤 88鍵 2本ペダル
幅148cm/奥行160cm
¥3,800,000.-



45年経ったピアノの消耗部分 - 2013.06.20 Thu

関東の調律が終わりました。
今回、お客様のピアノで45年経ったピアノの修理がありました。
YAMAHA C3

2日間みっちり、部品交換、整音、整調、調律。

45年経つと消耗してくる部品が多々あります。
また置かれている環境(湿度が高いなど)で左右される部分もあります。

M様はピアノ教室をされていて、この状態のまま教えるのに限界を感じられていました。
前回初めての調律をさせて頂いた時に、ピアノをじっくり見せていただき、消耗部分を取り替えればもう一度よみがえることをお伝えし、今回の2日間の現地修理となりました。

・ハンマーローラー交換
・レギュレイティングボタン・クロス交換
・フェルト、クロスに接触部分の木部のザラつき(フェルト汚れ)取り
・整調
・整音(ハンマーのファイリング)

P6130001.jpg



セミナー オーバーホール入門 - 2013.06.13 Thu

新うたまくらピアノ工房での最初のセミナーとなります。

「セミナー オーバーホール入門」

日 時:2013年6月30日(日)7月1日(月)10:00~11:30
会 場:うたまくらピアノ工房
講 師:荒木欣一
会 費(税別、お茶付):¥2.000-(税込¥2100)
お申込:Tel.06-6317-3873/Fax.06-6317-3874

よくオーバーホールという言葉を聞くと思いますが、実際にはどんなことをするのでしょうか。
また、なぜ必要なのでしょうか。
オーバーホールを終えたYAMAHA G1を使ってセミナーを行います。
国産ピアノが新品以上の品質になっている、ピアノは大きさで決めるのではない、というところを当日は話して行きたいと思います。



ベヒシュタイン8 納品 - 2013.06.12 Wed

P6060067.jpg
先日半年かかったオーバーホールしたベヒシュタイン8がようやく納品されました。
新しくなったうたまくらピアノ工房から第1号となりました。
105年という年月が経っていますが、それをいたわりながら修理をし、音作りを行いました。
それを決めて頂いたU様のお宅に運ぶ日が来ました。

こういう楽器は普通の国産ピアノと違い、大変デリケートなため運搬もかなり慎重かつ丁寧に運ばないといけません。
絶対的な信頼を寄せるピアノ運送屋さん、阪神ピアノ運送にお任せしました。
運転も慎重に。



新うたまくらピアノ工房 です! - 2013.06.07 Fri

日曜と月曜でうたまくらピアノ工房のオープニング・コンサート「時代を語るピアノの響き」が終わりました。
関東から、関西一円から、長くうたまくらの教室に通われている方、いろんな方々にお越しいただき、嬉しい限りです。
引越しと準備と、ピアノの調整があって、どのようにレイアウトするかも初めてのことで、試行錯誤の毎日でした。
表通りからピアノが見えるという今までの工房では無かったことで、それを意識した配置で思わぬことが起きました。
本番当日までに置かれたピアノはどんどん変化して行きました。
あるものは狂う、あるものはどんどん鳴ってくる。
面白い変化でした。
落ち着かせるのも大変です。

どんどんいろんな発想で工房がより良い方向に向かっていっているのが実感出来、後はお客様をお迎いするだけとなり、当日の朝になりました。

ピアノはいろんな年代、いろんな国のものが並んで、それを活かした歌枕の選曲でピアノが奏でられていきました。
今回はじめてうたまくらピアノ工房に来るイバッハ、いかにもドイツという安定感のあるピアノです。
しかし出てくる音は甘く繊細でいろんな色が溢れていました。
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arakipiano

Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2013年06月30日 (日)
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2013年06月07日 (金)
新うたまくらピアノ工房 です!
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