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流れ - 2013.09.26 Thu

ベヒシュタインMの行き先がN様宅に決まりました。
なんといっても低音の響き、そしていろんな表現や音の輪郭、音色の変化などが気に入っていただけたとのこと。
うれしい限りです。
そして、この流れになったのは、別のピアノのお話をしていた時のことで、全く別のピアノの話題で盛り上がっていましたが、一度工房のベヒシュタインを弾いてみてください、とお勧めしたところ気に入っていただけました。

それから納品日まで最終点検を行い、もう一度鍵盤の動き、ハンマーの動き、ペダルの磨きなどを行いました。

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時代を語るピアノの響き 2013.9.16 - 2013.09.19 Thu

先日うたまくらピアノ工房で「時代を語るピアノの響き」コンサートが行われました。
新しい工房になって2回めになります。
そして、この暑い夏を越したピアノたちでした。

当日は台風で暴風雨の中、電車も動かない状況、高速道路も閉鎖されている中、東京、埼玉、姫路方面からもお越しいただき、みなさん、欠席という選択はなかったそうで感激しました。

それはこのコンサートのあり方、意味を理解していただいているのだと思いました。
タイトル通り、時代を語って、ピアノのお国柄などが語られ、ピアノに合った選曲で演奏されるという、どこにもないコンサートです。

今回弾かれたピアノは工房に来てまだ1~2ヶ月のピアノが多く、つまり炎天下の中運び込まれてきて、工房で変化していったピアノです。
これらの変化は想定外でした。
調律だけでは納まりません。
何回も調整、整音を行い落ち着かせ、もう一ランク上に持っていく作業を繰り返しました。





「時代を語るピアノの響き ピアノの紹介タローネ」 - 2013.09.13 Fri

いよいよ秋の工房企画「時代を語るピアノの響きコンサート」まで、あと3日となりました。今、すべてのピアノの最終調整を行っています。
さて、今回のコンサートでは、ピアノ工房、茶論にあるピアノの他に、社長室・夢工房にある歌枕所有の幻のピアノ タローネを特別にご紹介します。

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タローネピアノ(TALLONE)は、ピアニスト ミケランジェリの専属調律師であったイタリア人のピアノ技術者タローネが、自分の求める音を追求し自ら制作したピアノです。タローネが、生きている間に作られたのが500台も無いと思われ、本家本元のイタリアでもなかなか出会うことができない楽器で、幻のピアノとも言われています。
歌枕が所有のタローネピアノは、私がイタリア時代に一緒に仕事をしていた仲間、アメリカ人のトーマス・グッドマン氏が紹介してくれ輸入し、新生した物です。





時代を語るピアノの響き ピアノの紹介ブリュートナー - 2013.09.06 Fri

だんだん涼しくなって過ごしやすくなってきました。
ピアノにとっても良い季節です。

さて、10日後に行われるコンサート「時代を語るピアノの響き」に使われるピアノを少しご紹介いたします。

ブリュートナー (Blüthner)
1853年にドイツのライプツィヒで創業されました。
この年に創業したメーカーで有名なのはスタインウェイ、ベヒシュタインなどがあります。
ライプツィヒという街は歴史的に音楽の街としても有名で、バッハがオルガニストとして教会で演奏していたことは有名です。

今回展示しているブリュートナーは約80年は経っていて、オーバーホールを施したものです。
現在はまだ手入れをしている最中で、特に整音の仕上げを行なっています。



深い色合いのウォールナットでできていて荘厳な響きで品格が醸しだされています。


どうぞ、当日のコンサートでこのピアノをご覧いただければと思います。

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プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2013年09月26日 (木)
流れ
2013年09月19日 (木)
時代を語るピアノの響き 2013.9.16
2013年09月13日 (金)
「時代を語るピアノの響き ピアノの紹介タローネ」
2013年09月06日 (金)
時代を語るピアノの響き ピアノの紹介ブリュートナー
by AlphaWolfy

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