まもなくやって来ます、ブリュートナー - 2014.04.30 Wed
一度仕上がったブリュートナーピアノを半年前に工房に入れ、いろいろと調整をしてきましたが、どうしても思ったような完成になりませんでした。
ある部分が劣化とともに現状保持ができなくなってしまい、静岡のエスピー楽器さんに頼んで、大掛かりな修理をやることになりました。

その様子を磐田市まで見に行き、現状を教えていただきました。
前回修理をやった技術者が、ピアノを分解しきらずに、中途半端な状態で修理を行なっていたのが原因でした。
つまり、鉄骨を下ろせなかったのです。
鉄骨が付いたままの修理は作業範囲、作業内容が限られてきます。
鉄骨で隠れている部分は確認できない、おかしくなっていても修理が全くできないということです。
なんとしてでも鉄骨を下ろすということの確認を取り、そのために傷がついても仕方がないということで話を進めていきました。
ある部分が劣化とともに現状保持ができなくなってしまい、静岡のエスピー楽器さんに頼んで、大掛かりな修理をやることになりました。

その様子を磐田市まで見に行き、現状を教えていただきました。
前回修理をやった技術者が、ピアノを分解しきらずに、中途半端な状態で修理を行なっていたのが原因でした。
つまり、鉄骨を下ろせなかったのです。
鉄骨が付いたままの修理は作業範囲、作業内容が限られてきます。
鉄骨で隠れている部分は確認できない、おかしくなっていても修理が全くできないということです。
なんとしてでも鉄骨を下ろすということの確認を取り、そのために傷がついても仕方がないということで話を進めていきました。
ピアノ解体ショー 体験 - 2014.04.23 Wed
先日の日曜に、YAMAHA C5のオーバーホールのためにピアノを運び込み、最初の解体の部分をセミナーとして行わさせていただきました。
N先生のピアノで、25年経っています。
オーバーホールの内容はバラすところから始まり、最後組み上げて調整するまでにいろんな行程を踏んでいきます。
しかし、持ち主を初めほとんどの方はバラしていくところを見たこと、ましてや一緒になって解体していくことなど体験できることはほとんどないと思います。
N先生のご協力でいろんな方にお越しいただいて解体させていただきました。
遠くは東京(皆勤賞)、名古屋(技術者)、そして大阪の方々、いっしょになって解体しました。

セミナーは決められた時間の中で行うので、その時間内で完結できるように事前に下準備をしました。
N先生のピアノで、25年経っています。
オーバーホールの内容はバラすところから始まり、最後組み上げて調整するまでにいろんな行程を踏んでいきます。
しかし、持ち主を初めほとんどの方はバラしていくところを見たこと、ましてや一緒になって解体していくことなど体験できることはほとんどないと思います。
N先生のご協力でいろんな方にお越しいただいて解体させていただきました。
遠くは東京(皆勤賞)、名古屋(技術者)、そして大阪の方々、いっしょになって解体しました。

セミナーは決められた時間の中で行うので、その時間内で完結できるように事前に下準備をしました。
ピアノ解体ショー 日曜です - 2014.04.16 Wed
今度の日曜にうたまくらピアノ工房主催のセミナー「ピアノ解体ショー」が行われます。
その資料を作っているところですが、オーバーホールの手順というのは体で覚えているものなので、あらためて全く知らない方へのどう伝えるかを考えるということは、作業の見直しにもなっています。
体で覚えていることを文字に直し、頭から眺めて抜けているところがないかが見えます。
また、技術者視点だけですと当たり前になっていることが新鮮に映る場合があります。
それらをピックアップしていきたいと思います。
解体ショーとなりますが、壊すわけではないのでオリジナルの状態もしっかりと把握しないといけません。
解体前のいろんな寸法も記録します。
工場で機械的に作られている部分、それが人間の手でもうひとランク上の作業するとこうなるというところと、こんなに細かいものの集まりで出来ているところなどを、見ていただけると思います。

その資料を作っているところですが、オーバーホールの手順というのは体で覚えているものなので、あらためて全く知らない方へのどう伝えるかを考えるということは、作業の見直しにもなっています。
体で覚えていることを文字に直し、頭から眺めて抜けているところがないかが見えます。
また、技術者視点だけですと当たり前になっていることが新鮮に映る場合があります。
それらをピックアップしていきたいと思います。
解体ショーとなりますが、壊すわけではないのでオリジナルの状態もしっかりと把握しないといけません。
解体前のいろんな寸法も記録します。
工場で機械的に作られている部分、それが人間の手でもうひとランク上の作業するとこうなるというところと、こんなに細かいものの集まりで出来ているところなどを、見ていただけると思います。

限界の見極め - 2014.04.09 Wed
20代前半、25年ほど前にドイツのグロトリアンピアノの工場にいた時、急に片目が霞んで見えにくくなりました。ドイツでは野菜を食べるのが少なく、ビタミンが少ないから霞んだのかと思い、毎日ニンジンを生で食べていました。
もちろんこんな浅はかな考えで治るわけもなく、眼医者に行っても言葉がわからないので心細いなぁ、という環境でした。
運良く、当時師匠である日本人ピアノマイスターの知り合いに、ドイツに研修医として来られていた日本人眼科医の方を紹介して見ていただき、自分の眼の症状を知りました。
治る病気ではないことを知り、そこからその病気とお付き合いが始まって25年。
ピアノの作業は細かい調整が多いのですが、最後は鍵盤の感触と音で勝負です。
もちろんこんな浅はかな考えで治るわけもなく、眼医者に行っても言葉がわからないので心細いなぁ、という環境でした。
運良く、当時師匠である日本人ピアノマイスターの知り合いに、ドイツに研修医として来られていた日本人眼科医の方を紹介して見ていただき、自分の眼の症状を知りました。
治る病気ではないことを知り、そこからその病気とお付き合いが始まって25年。
ピアノの作業は細かい調整が多いのですが、最後は鍵盤の感触と音で勝負です。
ピアノ解体ショー - 2014.04.08 Tue
融和 - 2014.04.02 Wed
先日、奈良桜井の大神神社で奉納演奏がありました。
うたまくら社の代表歌枕直美が来月リリースするCDの音楽の中の演奏です。
昨日4月1日が創立記念日でうたまくら社の23年間の節目節目で奉納演奏をさせていただきました。
奉納演奏の様子はこちらを見てください。
大神神社は日本最古の神社といわれて、ご神体は三輪山そのもので三輪山は国を開いた大物主大神(大国様)が御魂を留めたという霊山です。
この場所は厳粛な場所でもあるのですが、祀られている拝殿での演奏は歌枕が歌い、伴奏はこのブログでも紹介した、うたまくら社にある古楽器を録音した音源です。
うたまくら社の代表歌枕直美が来月リリースするCDの音楽の中の演奏です。
昨日4月1日が創立記念日でうたまくら社の23年間の節目節目で奉納演奏をさせていただきました。
奉納演奏の様子はこちらを見てください。
大神神社は日本最古の神社といわれて、ご神体は三輪山そのもので三輪山は国を開いた大物主大神(大国様)が御魂を留めたという霊山です。
この場所は厳粛な場所でもあるのですが、祀られている拝殿での演奏は歌枕が歌い、伴奏はこのブログでも紹介した、うたまくら社にある古楽器を録音した音源です。