聞くこと - 2014.07.30 Wed
最近この仕事をしていてつくづく思うことがあります。
ピアノを触る仕事なのですがそれ以上にお客様の話を人によく聞きます場面によって、状況によって話は全くちがのですが、話をすればするほどそのピアノが置かれている状況がよくわかります。
年1回お客様のところに伺うところであれば、この1年のピアノの状況以外の話でも盛り上がります。
お子さんがいればお子さんの話、ご自身のこの1年の変化の話、仕事の話、家族の話、音楽の話など様々です。
先日はあるピアノの先生の発表会の準備の話を伺いました。
早めに曲を決めプログラムを作り後は生徒さんの仕上がり状況次第。
仕上がりが遅い子がいると不安で、という話を聞くと今から調律するこのピアノからその情景が浮かんできます。
弾きやすいタッチとしっかりとした音程に仕上げます。
ピアノを触る仕事なのですがそれ以上にお客様の話を人によく聞きます場面によって、状況によって話は全くちがのですが、話をすればするほどそのピアノが置かれている状況がよくわかります。
年1回お客様のところに伺うところであれば、この1年のピアノの状況以外の話でも盛り上がります。
お子さんがいればお子さんの話、ご自身のこの1年の変化の話、仕事の話、家族の話、音楽の話など様々です。
先日はあるピアノの先生の発表会の準備の話を伺いました。
早めに曲を決めプログラムを作り後は生徒さんの仕上がり状況次第。
仕上がりが遅い子がいると不安で、という話を聞くと今から調律するこのピアノからその情景が浮かんできます。
弾きやすいタッチとしっかりとした音程に仕上げます。
職業 - 2014.07.23 Wed
このピアノ調律師という仕事を選んで30年が経ちます。
今、この職業を選ぼうとしている次の世代、選んでこの世界に飛び込んだ若い技術者の方々が私たち世代の動きを見ています。
そこでピアノ調律師というのは、どこまで魅力的な仕事なのかを示さなければいけないと思いました。
それは電気の楽器があふれる中、天然の木でできている生の楽器の良さを一番知っている調律師が広めないといけないと思います。
技術の仕事であって、技術以上の「人間」というのが評価される仕事でもあります。
技術はあってあたりまえ、それに裏付けされる人間の核が備わっていないと生き残っていけないと思います。
今、この職業を選ぼうとしている次の世代、選んでこの世界に飛び込んだ若い技術者の方々が私たち世代の動きを見ています。
そこでピアノ調律師というのは、どこまで魅力的な仕事なのかを示さなければいけないと思いました。
それは電気の楽器があふれる中、天然の木でできている生の楽器の良さを一番知っている調律師が広めないといけないと思います。
技術の仕事であって、技術以上の「人間」というのが評価される仕事でもあります。
技術はあってあたりまえ、それに裏付けされる人間の核が備わっていないと生き残っていけないと思います。
スタインウェイ アップライトの修理 - 2014.07.16 Wed
1977年ドイツハンブルグに中在されていた方が子供さんのためにアップライトを探しておられました。
いろいろ探したあげく、ドイツのハンブルグならスタインウェイだろうと言うことでV型のマホガニーのアップライトピアノを購入されました。

そして何度かの転勤の後、帰国し大阪に住まれました。
しかし子供さんもまもなく大きくなりピアノを全く弾かなくなったそうです。
全く弾かないのはもったいないとピアノが活かされるためにはどういう方法がいいかを考えられ、同じ駐在中に知り合いになった家族に譲ることを決められました。
それに先立ってピアノが弾ける状態かどうかを確認しなくてはいけません。
依頼を受けピアノを見ることになりました。
伺うと案の定鍵盤が下がったまま戻ってこないものがあります。
弾かなくなって何年も経っているので、湿気の影響を受け、木部、フェルト、クロスが膨張してしまい動きが悪くなっていました。
いろいろ探したあげく、ドイツのハンブルグならスタインウェイだろうと言うことでV型のマホガニーのアップライトピアノを購入されました。

そして何度かの転勤の後、帰国し大阪に住まれました。
しかし子供さんもまもなく大きくなりピアノを全く弾かなくなったそうです。
全く弾かないのはもったいないとピアノが活かされるためにはどういう方法がいいかを考えられ、同じ駐在中に知り合いになった家族に譲ることを決められました。
それに先立ってピアノが弾ける状態かどうかを確認しなくてはいけません。
依頼を受けピアノを見ることになりました。
伺うと案の定鍵盤が下がったまま戻ってこないものがあります。
弾かなくなって何年も経っているので、湿気の影響を受け、木部、フェルト、クロスが膨張してしまい動きが悪くなっていました。
サイレント取り外し - 2014.07.10 Thu
最近、サイレントピアノの機械(消音システム)を取り外し、生のピアノに戻す作業のご依頼をいくつかいただいています。
サイレントピアノというのは、実際に弦を叩かずに鍵盤の下のセンサーによって電気的な音がヘッドホンから聞こえると言うシステムです。
鍵盤の下のセンサーや弦の手前にあるバーを叩く構造になっています。
するとカタカタと叩く音、カチャカチャと機械が動く音がピアノの中から聞こえてくるのです。
弾いている本人は、ヘッドホンから音が聞こえてくるのでこの手の打撃音はあまり気になりません。
周りの家族の方々の方が気になると言う形になります。
サイレントピアノというのは、実際に弦を叩かずに鍵盤の下のセンサーによって電気的な音がヘッドホンから聞こえると言うシステムです。
鍵盤の下のセンサーや弦の手前にあるバーを叩く構造になっています。
するとカタカタと叩く音、カチャカチャと機械が動く音がピアノの中から聞こえてくるのです。
弾いている本人は、ヘッドホンから音が聞こえてくるのでこの手の打撃音はあまり気になりません。
周りの家族の方々の方が気になると言う形になります。