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今年最後の大きな修理 YAMAHA G3 - 2014.12.26 Fri

今年最後の大きな修理の納品が本日終わりました。
PC040052.jpg

昭和45年製のYAMAHA G3
ピアノ教室をされているK様のピアノです。
4年前に鍵盤、アクション関係のオーバーホールを行い、本体(弦、響板、外装など)は当時のままでした。
最近になり断線も多くなって、弦の張替えの修理を決断されました。

今回のオーバーホールの一番の収穫はこの時代のピアノの安定度でした。
チューニングピンも交換するので、ピン板に負担がかかります。
交換してもほとんどのチューニングピンが同じトルクで保っているのには驚きました。

というのもこの時代より新しいヤマハの弦交換の時には必ずと言ってよいほど、柔らかいトルクのが出てきてしまい、ピン味にバラつきが出ていました。
逆にこれが国産では普通だと思っていましたので、今回のピアノの状態が驚きでした。
オイルショック以前と、後とピアノの作りが変わったということも聞いているので、納得の部分でした。



次のステージ - 2014.12.17 Wed

8月に問い合わせがありました。

ピアノの調律の会社にこのようなメールを失礼かと思いましたが・・・ 話を聞いて助言していただければと思い書かせていただきました、という始まりで。

「今から45年前古いピアノを譲りうけました。
黒いアップライトピアノでWAGNERと書かれていました。 
このピアノは母の家においてあったのですが、母が先日亡くなり家を出なければならず、ピアノをどうしようかと・・・ 誰もピアノを弾いていない状態だったので、長年調律もしていませんでした。
調律してからどなたかほしい方に渡そうと思い、話を進めていたところ、維持費と処分費がかかる、ワグナーのピアノ引き取りは有料でしかないということだったそうです。
ワグナーのピアノが一般的に知られてないこと、ペダルが2つなことが引き取れない理由のようですが、自分もあまりピアノについてほとんど知らないので・・仕方ありません。
自分たちが使わなくなったとはいえワグナーのピアノのこともよく知りもしないのに安易に処分して捨てることが・・・ なんだか嫌で。
誰か楽しんでこのピアノを使って下さる方がと思っていろいろ声をかけているのですが・・・それもなかなか難しいようです。
どういう方法が 自分にとっても ピアノにとってもいいのか・・・ 
お返事いただけたらありがたいです。」


ピアノの役目 - 2014.12.11 Thu

2年前に納品させて頂いたオーガスト・フェルスターの調律に伺いました。
寒い冬、ピアノの向こうに薪ストーブが見えます。



今回はお嬢さんたちの学校の終わりの時間に合わせて伺いました。
するとお友達、お友達のお母さん、将来調律師になりたいという高校生君が見学に来られていました。

恒例のピアノの外装を外しての鍵盤の取り外しをお手伝いしてもらいます。
大人も子供もみな同じ反応と表情が嬉しいです。



ドラマ - 2014.12.04 Thu

来週からまたいろんなドラマが始まります。
始まるというよりドラマの続きでしょうか。関東方面のお客様周りです。

ピアノ調律という仕事はピアノがある場所まで行くわけですが、そこにある人間模様がなんとも言えず、素敵なものばかりです。

・ピアノを購入してくださってから、小学生の姉妹が楽しみに待っていてくださっています。
今回は学校のある日ですが、終わる時間に伺う予定を立てることを打ち合わせると、近所のお友達も連れてきても良いかというお尋ねがありました。
もちろんみんなでピアノを掃除しましょう、とお話をしました。
その光景が目に浮かぶようで、楽しみで仕方ありません。



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プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2014年12月26日 (金)
今年最後の大きな修理 YAMAHA G3
2014年12月17日 (水)
次のステージ
2014年12月11日 (木)
ピアノの役目
2014年12月04日 (木)
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