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鍵盤蓋留め - 2018.07.25 Wed

ピアノの先生の悩み。
グランドピアノの鍵盤蓋が簡単に閉まってしまい、小さい子供のレッスンに気を使う。
こういう声を以前からよく聞いてきました。
この声を聞いて作ったのがワイヤーハンガーでそのピアノの形に合わせた鍵盤蓋留めです。



これで安心してレッスンができると思います。
ペンチひとつで簡単にできるものです。

今の新しいピアノは鍵盤蓋がゆっくり閉まるソフトランディング機能になっていて、指を詰める心配はありません。
しかし、こういうピアノに慣れてしまうと今までのピアノに対しての接し方が非常に危険です。

後付けできるものもありますが、主にアップライト用でグランド用はなかなかありません。
また年数が経ったソフトランディングの部品は油圧が弱くなって、結局バタンと閉まってしまいます。


検証 - 2018.07.18 Wed

7/29のセミナーに向けて検証を行っています。
内容は潤滑剤。


動きの悪くなった部分をどのように修理するかがピアノの寿命を決めます。
技術者によって判断は様々です。
天然の素材羊毛と金属の摩擦部分はピアノのタッチの中でも大変重要な位置づけにあると思います。

本来程良い抵抗で動く鍵盤それが重い、ガタつくなどの症状になっていれば、タッチのコントロールができないはずです。



夏の修理 - 2018.07.10 Tue

今年の夏はグランドピアノのアクション修理が目白押しです。
それぞれの内容は、消耗部品、劣化部品の交換や鍵盤の変色修理、部品のバージョンアップ、そして湿気で動きが悪くなったピアノです。

今まで自分のピアノしか弾くことがなく、他のピアノは強いて言えば発表会会場やピアノの先生のピアノぐらいとの事。






ピアノのカビ - 2018.07.04 Wed

長い時間、湿度が高い状態で置かれたピアノにはカビが発生してしまいます。
ピアノにカビ?
そう生えるのです。



天然の素材を多く使っているからですが、発生場所はフェルト(羊毛)部分、クロス(羊毛)の部分、ピアノの裏側(木部)などです。
是非アップライトピアノの裏やグランドピアノの裏を下から見上げてみてください。

カビが生えるくらいの湿度があるということは他にも影響が出ます。
弦の錆、アクションの可動部分の動きが悪くなり、鍵盤が戻りにくい、連打が効かない、タッチが重い、音が止まらない、などです。

どういう処置が良いかの説明をさせて頂きます。




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プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2018年07月25日 (水)
鍵盤蓋留め
2018年07月18日 (水)
検証
2018年07月10日 (火)
夏の修理
2018年07月04日 (水)
ピアノのカビ
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