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自動演奏装置解体作業 - 2018.08.29 Wed

お客様のご依頼で、もう使わなくなった自動演奏装置を取り外して欲しいとのことで、伺いました。
使わなくなった精密機械がピアノの中に取り付けてあると雑音の原因となります。
お客様もこの雑音、共鳴に悩まされていたそうです。

お客様がピアノのメーカーの技術者に問い合わせたところ「取り外しはできない、コードだけは切っておく。」と言われて調律の時にコードを切って、ネジでとまっている一つの機械のみ外しただけで終わったそうです。
大きな機械はピアノの中に入ったままでどうしようもできないのかと途方に暮れたそうです。




劣化 - 2018.08.21 Tue

YAMAHAのバージョンアップしたアクション、鍵盤の納品が終わりました。

前回の記事で作業内容などは書きましたが、それ以外で処置をした事があり、製造されたこれらの時代のYAMAHAの問題として伝えないといけない事柄があります。

それは「劣化」
しかも接着剤。

木と木の貼り合わせの部分がピアノには数多くあるのですが、その貼り合わせに使っている接着剤が用を成していない状態でした。






慣れ - 2018.08.15 Wed

昔からのご縁で知り合って長年のお付き合いをさせていただいているお客様の調律に伺いました。
調律は初めてでした。
購入して10年近く経つグランドピアノです。
最後の調律が3年は経つかというほど記憶も曖昧でした。



ピアノを診るとピッチは下がりタッチも重くなって非常に弾きにくい状態でした。
下がっているとは言っても全体的に綺麗に低いのでそこまで目立ちません。
また鍵盤が重いのもひどいところまでは行っていません。

この状態のピアノの「こんなもの」に慣れてしまわれていました。
なんとかしないと。

・ピアノのパフォーマンスの基準を上げる。
・基準を保つために一定間隔の定期メンテナンスを行う。
・基準を保つために温湿度環境を整える。
・他の良い状態のピアノを弾いて比べてみる。
・これらが当たり前として慣れる。

いろいろと作業を行ってメンテナンスのアドバイスを行なって帰りました。

普段使うものは基準を上げておかないといけません。
なぜなら基準からしか物を言えません。
基準からしか測れません。
基準からしか感性を磨けません。

後日嬉しいメールをいただきました。


バージョンアップ - 2018.08.08 Wed

現在ピアノの先生のYAMAHAグランドピアノをオーバーホールしています。
ハンマーを交換して、劣化したクロスを交換して、黒鍵のエボナイトを黒檀に交換して、アクションの質をバージョンアップしています。



ハンマー交換後行う作業で鍵盤重さ調整がありどうしても綺麗な鍵盤の動きが出ません。
鍵盤の動き出し(初動)に抵抗があり重いのです。
その後スコンと軽くなって下がります。
長年経ったYAMAHAの特徴でもあります。
なんとかしたい。




「湿気による不具合の実例とその処置の実演」技術セミナー終わりました  - 2018.08.01 Wed

先日「湿気による不具合の実例とその処置の実演」の技術セミナーが終わりました。
今回なぜこの内容にしたか、それは業界が推奨している潤滑剤が湿気の修理の場面で思うような結果にならない、もしくはより悪くなるということが多々あり、使い方なのか症状に合ってないのか。それでも使い続ける技術者がいて、ピアノがどんどん悪くなる状況を長年見て来たので、是非検証しなければと思ったからです。



日本という国の気候はピアノが生まれたヨーロッパやアメリカと違い、どうしても湿度が高いです。
この高い湿度で不具合が起きているピアノが山ほどあります。
その修理を長年やってきて、良いと言われているいろんなやり方を検証しました。

この仕事をやって35年、今まで行ってきた湿気で悪くなったピアノに対しての作業が間違いではなかったという結果になりほっとしました。

ピアノの部品は様々ですが、主に木部と繊維の接触するところが、湿気による膨張で隙間がなくなり摩擦が大きくなって動きが悪くなります。

ピアノによっては樹脂部品を使っています。
長期間で加水分解してしまう樹脂部品にも有効なのか。
硬い動きに対して潤滑剤を使うのか?


動きが悪くなった時に起こる症状として、
鍵盤関係
・鍵盤が重い
・鍵盤の戻りが遅い、 鍵盤が上がってこない
・連打が効かない

音 関係
・音が止まらない、または音が残る
・打鍵の力が遮られてしまうため音量が出ない
・ppが出ない
・音がこもる

その他
・ペダルが効かない
・ソフトペダルで鍵盤をずらすのにペダルが重い、戻りが悪い。

*これらの症状は他の要因でも起こる症状です。

つづき→



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arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2018年08月29日 (水)
自動演奏装置解体作業
2018年08月21日 (火)
劣化
2018年08月15日 (水)
慣れ
2018年08月08日 (水)
バージョンアップ
2018年08月01日 (水)
「湿気による不具合の実例とその処置の実演」技術セミナー終わりました
by AlphaWolfy

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