今年1年 - 2018.12.26 Wed
この1年、ブログをお読みいただきありがとうございました。
すべてピアノにまつわる話を出すと心がけてピアノの話題で綴ってきました。
今年の動きとして、良いピアノを維持する技術をしっかりとつないでいかないといけないという考えで技術研修を行ったり、ピアノが大好きな方々のためにセミナーを行ったり、工房は大変活気がありました。

ピアノが売れない時代と言われていますが、本物は残っていきます。
そして、残す技術も時代に必要とされています。
来年も高い意識を持ってピアノ業界のために役に立てれるようにやっていきます。
引き続きその内容をブログに出していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
すべてピアノにまつわる話を出すと心がけてピアノの話題で綴ってきました。
今年の動きとして、良いピアノを維持する技術をしっかりとつないでいかないといけないという考えで技術研修を行ったり、ピアノが大好きな方々のためにセミナーを行ったり、工房は大変活気がありました。

ピアノが売れない時代と言われていますが、本物は残っていきます。
そして、残す技術も時代に必要とされています。
来年も高い意識を持ってピアノ業界のために役に立てれるようにやっていきます。
引き続きその内容をブログに出していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
夜学研修「ねじバカの修理」 - 2018.12.18 Tue
ピアノにはいろんな大きさのねじが使われています。
材質も鉄、アルミ、真鍮など。
留める場所も木、アルミ、鉄などになるためそれぞれの特徴があります。

ピアノ技術者なら必ず経験するものとして、これらのネジが効かなくなるねじバカがあります。
ねじバカとはねじの山、ギザギザが無くなる、もしくは穴の方のギザギザが無くなってしまう状況になったものです。
ねじを締めすぎると起こり、木の劣化などで穴が大きくなったものでも起きます。
またねじバカを通り過ぎてネジが折れてしまう場合もあります。
今回はこれらの対処の仕方です。
材質も鉄、アルミ、真鍮など。
留める場所も木、アルミ、鉄などになるためそれぞれの特徴があります。

ピアノ技術者なら必ず経験するものとして、これらのネジが効かなくなるねじバカがあります。
ねじバカとはねじの山、ギザギザが無くなる、もしくは穴の方のギザギザが無くなってしまう状況になったものです。
ねじを締めすぎると起こり、木の劣化などで穴が大きくなったものでも起きます。
またねじバカを通り過ぎてネジが折れてしまう場合もあります。
今回はこれらの対処の仕方です。
巻線のボン線直し - 2018.12.12 Wed
輸入、国産に限らず年数の経ったピアノによくある症状として低音弦の巻線の鳴りが悪くなる事があります。
鋼鉄線に銅線を巻きつけた低音弦、テンションをかけて巻いています。
テンションをかけすぎる(銅線がきつく巻かれている)と音は「ボーン」と鳴らず、「ボム」と詰まった音で響きません。これをボン線といいます。
テンションがかかってない(銅線がゆるく巻かれている)と「ジーン、ジリジリ」と雑音が含まれた音が出ます。これをジン線といいます。
このような巻線は一般的には一旦外して巻線の方向きに沿ってねじる、逆にねじるなどの作業を行い直そうとしますが作業の難しさが伴います。
その一歩前に行う作業の紹介です。
鋼鉄線に銅線を巻きつけた低音弦、テンションをかけて巻いています。
テンションをかけすぎる(銅線がきつく巻かれている)と音は「ボーン」と鳴らず、「ボム」と詰まった音で響きません。これをボン線といいます。
テンションがかかってない(銅線がゆるく巻かれている)と「ジーン、ジリジリ」と雑音が含まれた音が出ます。これをジン線といいます。
このような巻線は一般的には一旦外して巻線の方向きに沿ってねじる、逆にねじるなどの作業を行い直そうとしますが作業の難しさが伴います。
その一歩前に行う作業の紹介です。
夜学研修 「スティック修理」 - 2018.12.05 Wed
今回の夜学研修は湿気が多い日本ならどこにでもある修理の一つ「スティック」です。
ピアノの内部の精密機械が湿気により動きが悪くなり、タッチが重くなる、反応が鈍くなる、音が止まりにくくなる、などのいろんな不具合が出てきます。
根本の解決は湿度管理ですが、そのアドバイスも必要です。悪い症状になってしまったものをどのように修理するかが今回のテーマです。

ピアノの内部の精密機械が湿気により動きが悪くなり、タッチが重くなる、反応が鈍くなる、音が止まりにくくなる、などのいろんな不具合が出てきます。
根本の解決は湿度管理ですが、そのアドバイスも必要です。悪い症状になってしまったものをどのように修理するかが今回のテーマです。
