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アグラフ折れ交換修理 - 2019.01.29 Tue

スタインウェイのアグラフ折れ交換修理を行いました。
数日前に同じ曲を何回も何回も強打しての練習をしていたら急に音が出なくなりました!
と連絡がありました。
音が出なくなる症状というのはいろいろあるので状況がわかるように写真を送っていただきました。



その写真を見ると、なんと信じられない状態になっていました。
アグラフが折れて弦が持ち上がり、ダンパーもそれに持っていかれ上の方に位置していました。
アグラフは真鍮でできていて、鉄骨にねじ込まれています。
アグラフに弦が通る穴が空いていて弦の左右、高さの位置を決めています。
それが宙ぶらりんになっていました。




高い基準から - 2019.01.23 Wed

YAMAHAしかやっていないとYAMAHAの本質は見えない。
他のいろんなメーカーを触って初めてYAMAHAが見えてくる。
あらためてそう思います。



この写真はスタインウェイとベヒシュタイン のアクションですが、今修理で工房に入ってきているのが他にヤマハのアクションが2台(CFⅢとC5)で、全て比べて見ることができる面白い期間でもあります。
手作業の部分、機械化の部分、丁寧な作業の部分、省いている部分、それぞれメーカーを語る特徴があります。








お問い合わせを頂きました! - 2019.01.16 Wed

このブログを見て修理のお問い合わせを頂きました。
ブログを書き続けて10年。
世界中のいろんなピアノのカテゴリーができました。
ヨーロッパ、アメリカ、国産などいろんなピアノがありますが、そのピアノを生かすのは弾き手です。
そんなお客様と寄り添いながら作業が出来ることを幸せに思います。



今は時間に余裕もでき、実家に置いて放置されたピアノをもう一度引き取って触れてみたい気持ちになられたとのこと。
思い出の詰まったピアノ。
お力になれるよう作業します。



新年の始まり - 2019.01.09 Wed

新年が始まり仕事も動き出しました。
年末からお預かりしている修理を仕上げ、納品が続いています。
そして今年はじめての夜学も始まりました。



今回の内容はハンマーのファイリングです。
フェルトを削るのですが、ハンマーフェルトはメーカー、年代、機種によって毛足の長短、硬さ、削りやすさが様々です。
これをどれだけ早くに見極めて、どういう作業手法を取るかを行います。
適当に仕上げれば適度な雑な音に。綺麗に仕上げれば洗練された綺麗な音に。
技術者の腕の見せ所。






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arakipiano

Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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2019年01月29日 (火)
アグラフ折れ交換修理
2019年01月23日 (水)
高い基準から
2019年01月16日 (水)
お問い合わせを頂きました!
2019年01月09日 (水)
新年の始まり
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