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恐るべし中国パワー - 2007.09.20 Thu

今度の日曜の企画のためにいろんな資料を集めていたところ、ピアノの300年の歴史の中で過去のことがよく取り上げられますが、これからというのはどうなっていくのでしょうか。

この5月に出たDVDで「ピアノ、その300年の歴史」というのを見つけ購入しました。
今度の企画にぴったりと思い見てみると、当たり前ですが昔のことがメインになっています。
この100年の歴史は戦争もありましたがその変遷たるや凄いものだと思います。
でもアジアからこのピアノがデジタルになり、コンピューターにつながりうんぬん、、、
これからいったいどうなっていくのでしょうか。

今、世界のピアノ生産台数の60%がアジアで作られているそうです。
もちろん日本もその中での数字は高いでしょうが、今世界一の生産台数は中国です。
日本から韓国、そして中国へ移っていきました。
また、世界の有名ブランドがこぞって中国へ進出しています。
そして一流の技術が中国に集まっています。

スタインウェイも中国でエセックス(パールリバー社)というブランドを作り出したのは有名な話です。
そしてこのパールリバー社は大きいピアノを作りました。
今まではファツィオリの308cmでしたが、なんと328cm!

大きいことはいいことだ、が通じる時代ではないような気がしますが。

ちなみに世界一のピアノはアメリカで作られています。
ルービンシュタイン・ピアノ
378cm

http://www.rubensteinpianos.com/index.html

また、440cmの中国製のピアノも先日見たのですが、流してしまったので正確な情報が見つかりません。
わかり次第お伝えします。


その中でこんな手作りのピアノも見ました。

http://www.klavins-pianos.com/index_en.htm

このピアノは実際に20年前のドイツ・フランクフルト・ミュージック・メッセ(楽器見本市)
で弾いたことがあります。
繊細さはともかく、発想、アイディア、音量は凄かったです。




これから先ピアノはどのようになっていくと思われますか?
一技術者として本質を忘れずしっかりと見つめていきたいです。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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