オーガスト・フェルスター 1928年製 - 2007.08.25 Sat
遠出をしたもうお一方S様のお宅には日本ではあまり見ることの無いオーガスト・フェルスター(チェコ製)があります。


このピアノをS様は留学先のチェコでご購入され、破格値で日本に運ばれたそうです。
何度か見させていただいて、今回写真を撮らせていただくことでいろいろと眺めてみるといくつかのびっくりすることがありました。
何度か見させていただいて、今回写真を撮らせていただくことでいろいろと眺めてみるといくつかのびっくりすることがありました。
まずアクションは多分チェコ製だと思いますが、スプリングも今のレンナーアクションではコストが高すぎるためなかなか採用していない方式を使っています。
きれいなアクションです。


きれいなアクションです。
そしてリム(外枠)の作りは外側がベーゼンドルファーと同じ角材を立てに並べての作り方になっていて、支柱はスタインウェイと同じ一点集中型です。

このメーカーのピアノを何台か年代の古い物を触ったことがありますが、共通して柔らかい音、木の音、そしてレンジの広さと表現力の豊かさです。
やはりドヴォルザークなどの豊かなメロディーが生まれて来た土地ならではのボヘミヤの香りがします。
やはりドヴォルザークなどの豊かなメロディーが生まれて来た土地ならではのボヘミヤの香りがします。
そしてお嬢さんのみきちゃんもS様が弾くこのピアノの音、自分で触る音で育っていかれるのでしょう。


9月にはご実家の福山市のふくやま芸術文化ホール リーデンローズ でチェコの楽団「プラジャーク弦楽四重奏団演奏会」のピアニストとしても活躍される予定です。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/r-rose/
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