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タローネ Vol.1 - 2007.08.17 Fri

うたまくらの原点でもある新生ピアノ。
これは古いから良いということだけではなくて、古いからこそ現代でも楽器として使えるように、現代の技術で新しく生まれ変わらせ、ピアノが楽器として人とかかわっていけることを取り組んでいます。

今まで新生されたピアノを少しずつ紹介させていただきます。
うたまくらのサイトでも紹介していますが、より写真も含め中身の話もできればと思います。

このピアノは私がイタリア時代に一緒に仕事をしていた仲間、アメリカ人のトーマス・グッドマン氏が紹介してくれた物です。
イタリアに行ってすぐ、勤めていた楽器店の年配の技術者が
「イタリアに来たのなら絶対、TALLONE(タローネ)を見なきゃダメだ。」

イメージ 1




その頃の私はピアノのメーカーなんてほんの数社しか知りません。
ましてや聞いたことも無い名前で、日本と縁が深いということも全く知りませんでした。
そして、「イタリアに来てもこのピアノに巡り会えたらいい方だぞ。」
歴史的なことも含めこの業界に足を踏み入れたばかりの未熟さを思い知らされました。

イタリアでも若い人はほとんど知りません。
幻のピアノと言って良いのではないでしょうか。

そしてグッドマン氏から手放す人がいるという情報を教えてくれ、縁あってうたまくらにやってきました。

イメージ 2


このピアノは象牙鍵盤でもあるのですが、実はこの象牙が原因で日本に入るときの審査で苦労したのです。
1975年にワシントン条約で象牙の輸出入が禁止になり、1975年以降のいっさいの象牙製品が取引できなくなりました。
このタローネはワシントン条約以降に作られているので、このままだと輸入できないのでグッドマン氏に頼んで泣く泣く象牙を剥がして送ってもらいました。

日本に着いて行った作業は
まず、同じ年代の頃の象牙を探してこのタローネの品格に合う物にしました。
ハンマーが消耗しきっていたので、同じメーカーの同じサイズの物に交換して、整音しました。
(新生前の疲れきった音からピアノの本質を感じ取って、新たな音作りをしました)
弦も金属疲労などで切れていたので張り替えてます。
鍵盤関係の消耗部分も交換して、他気がついたところ部品交換修理を行いました。

イメージ 3



中身の詳しいところは次回ご紹介します。
お楽しみに!





詳しくはうたまくらのサイトでも紹介していますのでご参照ください。


うたまくら工房企画 「タローネの秘密」
http://www.utamakura.co.jp/piano/kikaku/070527/kikakutallone2.html







株式会社うたまくら
http://www.utamakura.co.jp

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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