ペトロフがやってきた!Vol.2 - 2008.05.01 Thu
今日から調整に入りました。
ペトロフは日本に入ってからほとんど何もされないまま、お店に並ばれていきます。
後はお店の技術力での手入れ次第です。
ペトロフは日本に入ってからほとんど何もされないまま、お店に並ばれていきます。
後はお店の技術力での手入れ次第です。
そこで、最初の手入れが非常に大切になってきます。
これで、ピアノの寿命が決まると言っても過言ではありません。
しかも良い音で長く弾き続けるためにも!
これで、ピアノの寿命が決まると言っても過言ではありません。
しかも良い音で長く弾き続けるためにも!
某国産メーカーはこの鍵盤の骨組みが紙の圧縮だったり、木というものを使わなくなってきている中、このペトロフは未だにしっかりとした材質のものを使用しています。
これを見てホッとしました。
この20年でかなり変わったのかと思っていましたが、ちょっと洗練されて帰ってきたような感じです。
どのメーカーでもそうですが、工場での汚れというのがピアノに付いてきます。
それをしっかりと掃除をして、滑らないと行けないものは磨いて、動きをスムーズにします。
この鍵盤の赤いクロスにもびっしり汚れが着いていました。
しっかりと一本一本汚れを拭い取ります。
ここで赤いクロスの剥がれを発見!
昔はこのクロスを一つ一つ膠で貼付けていたものですが、次の時代はボンドになり、今はアイロンでジュッのアップリケです。
これはスタインウェイもそうなってきているので、この時代の変化は仕方ないでしょうね。
スタインウェイのもよく剥がれたりしています。
こういう作業で見つかるものです。
鍵盤の赤いクロスが接触する部分のピン(金属)も磨きます。
すると結構ピンの表面がキズが着いていたり、汚れがあったり。
鍵盤の上下運動の摩擦に影響が出て、タッチが重くなります。
鍵盤の最後はピン一本一本の摩擦抵抗を見ながら接触面の調整です。
ベヒシュタイン同様総アグラフですが、ベヒシュタインほどこの特徴が出ていないような気はしますが、本当にきれいにまとまっています。
次からはアクションの調整に調律、整音です。
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