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ベヒシュタイン 「縁」 - 2007.07.28 Sat

このベヒシュタインをお持ちのO様はあるご縁でお会いでき、修理前のピアノを見初めていただき購入してくださいました。

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ご夫妻そろって音楽をされており、ご主人はオーケストラのトロンボーン奏者。
また、気さくな方で、かつ何事も熱い方です。
奥様とそろって本当に仲の良い音楽家族です。

ご夫妻そろってドイツに住まわれていたことがおありで、本当にドイツの音をご存知です。
今回はピアノが来て1年経っての変化を見させていただきました。
O様が弾いている楽器を見るといろんなことが見えてきます。
繊細な音が出しにくい状態になっています。
O様とのコミュニケーションで、お部屋には大きすぎる音量と音色をそろえることになりました。
よく練習されていますね。



ピアノは1896年製で、ベヒシュタイン社の創始者カール・ベヒシュタインが生きていた時代のピアノです。

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ベヒシュタインならではの特徴のアグラフ。
今では採用されなくなってしまいましたが、この時代のピアノを触ればその木の音が空から降ってくるように感じます。
ピアノの周りのリムも形が特徴的です。

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奥にはご主人のトロンボーンも見えます。



この修理はかなり気を使いましたが、100年前の物も蘇る一つの良い自信となりました。

またこの時代の物は、当時の職人魂が伝わってきます。
アクションにまでしっかりとブランドと、住所まで刻印されています。
ちなみにフランス、パリ製アクション、シュワンダーです。
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いろんな形でむかしの本当に良い物を現代に伝えることはできると思います。
すべてがオリジナルというのは楽器として非常に難しい物があります。
使用に耐えられない物は楽器として意味が無いので、それ相応の修理が必要になります。
これからも新しく生まれ変わらせて現代に通じる物を紹介していきたいと思います。




本当に縁とは不思議な物で、最後には楽器だけではなく人間が「縁」を運んでくる物だと信じています。
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是非O様のブログもご覧下さい。
この秋にはこれもある「縁」で(実力です)ドイツの音楽祭に呼ばれてリサイタルをすることになったそうです。
がんばってください。
http://blog.livedoor.jp/hirokoelsch/


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うたまくらピアノ工房 新生楽器
http://www.utamakura.co.jp/piano/sinsei/sinsei.html

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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