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ニューヨーク スタインウェイ - 2007.07.20 Fri

今回のピアノは昨年夏大変苦労した修理のピアノです。
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Sさんがアメリカで買ってもって帰って来られたもので、しかしこのピアノはスタインウェイの歴史の中でも汚点を残した時期のものでした。
雑音、音色のばらつきなど。
作業効率、コストダウンを考えるのは当たり前なのですが、しかしそれによって発生する問題をしっかり考えなくては最終ユーザーに降り掛かってきます。

イメージ 2


本来クロスを使用するところを写真のように白いテフロンを使用したのです。
(現在はクロスに戻っています)
この期間20年。

詳しくはレポートをご覧下さい。
http://www.utamakura.co.jp/piano/kikaku/060813/kikakusteinway.html

いろんな調律師がこのSさんのピアノを触りまくり、最後にはさじを投げていきました。
根本的な解決はこのテフロンをなくせば済むことなのですが、これがまた難しいことで、お金をかけ手間をかけるのか、買い替えるのか。
実際には1200個あるテフロンをすべてクロスに交換するという修理と、弦、ハンマーを交換して始めからの音作りをさせていただきました。
イメージ 3


結果は見事に蘇り、180cmというサイズからはフルコンのような音量と音色が出てきました。
さすがスタインウェイ!
ボディーは申し分ありません。

ただし、修理したてはすぐに古い部品と新しい部品とのマッチングの答えが出ません。
しばらくは細やかな調整が必要です。

Sさんは「ここまで仕上がるとは思っていませんでした。ピアノごとおまかせです。」
と言ってくださっています。

イメージ 4
イメージ 5

また、長いおつきあいをさせていただけるピアノとの出会いでした。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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