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ヤマハGPのアクション落下音の処理方法 - 2007.07.12 Thu

20年ぐらい経ったヤマハGPのアクションは、かなりいろんなところが雑音し出します。

1.ハンマーが弦を打った後の落ちるときの落下音が硬くて大きい。
2.鍵盤をゆっくり降ろしたとき、もしくはゆっくり上げた時のギシギシ雑音。

これらの症状はお部屋の環境にもよりますが、湿度の高いところでは、よりフェルトなどが硬くなり、黒鉛に粘りが出るので顕著に出てしまいます。

そしてこれらの症状が出ているピアノのタッチの感覚は
1.pp~mpで滑らかに弾こうとしても、カタカタ落下音の方が大きな音がして、音に滑らかさが無い。
2.鍵盤の滑らかな上下運動が、アクションの抵抗のあるぎこちない動きによって遮られてしまう。

まず、1.の原因は
イメージ 1

写真をご覧のようにハンマーローラーにレペティションレバーの黒鉛がテカッとついてしまっている。
長年使用しているため本来球状のローラーが、接触面が平らになってしまっている。
この両方の平らな面でハンマーが打弦後落下するときに、レペティションレバーと黒鉛のたっぷり付いたハンマーローラーが当たり、カタカタと音がします。

処置方法は
イメージ 2

べっとり付いている黒鉛を棒ヤスリなどで取る。
その時なるべく平らになった部分の角を削り、球状になるように削る。
要するに面でなく点でローラーとレペティションレバーが接触するようにする。

違いは
イメージ 3


これだけでごつごつしたタッチが、新品のときのように滑らかなコロコロとしたタッチに仕上がります。
作業時間はものの15分。

注意点:製作年代、、機種によってローラーの皮が伸びやすかったり、削れやすかったりするので削りすぎて皮が薄く伸びないように気を付けてください。
あまりにもひどい場合は、ローラーの交換をお勧めします。
また、レペティションレバーの黒鉛を取ってしまう場合もあります。
むかしのヨーロッパ産のピアノなどは黒鉛が塗ってないものも多いです。

2.については次回ご報告します。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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