topimage

音のバランス - 2007.07.08 Sun

コンサートのダブルヘッダーでした。

朝一番からホールへ行き、ピアノコンチェルト用の仕事をしてきました。
ここで、ピアニストから言われた注文とは、、、

「調律の問題というより、ピアノ自身の響きの奥行きを出して欲しいのですが。」

「う~ん、、、わかりました。」

と全然わからないのですが、とりあえずピアノに慣れていただくよう弾き込みをお願いしました。
つまり、曲と、ホールの響きと、自分の思っている音の出し方のバランスが思い通りに行っていない様子です。

大変難しい問題で、本番に観客が入って響きが変わる、温度湿度も変化する、そしてなにより本人のテンションが上がる。

調律で音の響きを少し変えてみました。
本番は本人は絶好調で、終わってから「凄く弾きやすかったです。ありがとうございました。」
調律というより何より気持よく弾けたことからの言葉だと思いました。
ほっ。

そして、40km離れた次のホールへ移動!
明日の本番のための調律に向かいました。
しかしそこで待っていたのは、無惨にも狂いまくって音の輪郭が無くなってしまったピアノとそれを弾くピアニストでした。

イヤーな雰囲気の中ピアノの感想を聞いて作業の参考にしました。
「低音、中音、高音のバランスが狂っている!一つ音が止まらない!鍵盤の戻りが鈍い!」
すべてのバランスがずれているとのことです。
かわいそうなピアノ?ピアニスト?
それともそれを作業する私?

2時間の作業で言われたことをザーっと行い、見ていただきました。
「以前よりまし、まだ鍵盤が重いです。」

残りは明日の作業に取っておいて帰って思案します。
この二つのテンションの違う仕事はどっと疲れが出ます。
後の結果は明日のお楽しみ!

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://arakipiano.blog43.fc2.com/tb.php/165-c2290736
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コンサートの結果は? «  | BLOG TOP |  » 時代を語るピアノの響きコンサート

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

FC2カウンター

プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

表示中の記事

by AlphaWolfy

カテゴリ

プルダウンリスト

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

最近のトラックバック

リンク