人格が変わる? - 2007.07.01 Sun
先日イタリアのナポリ民謡、カンツォーネのコンサートの仕事に行ってきました。
大きなホールでのこのようなコンサートはいまいち合わないような気がしています。
酒場で歌われたり、洗濯物がいっぱい干してある建物の窓から歌声が聞こえてきたりと、土着的なものを聴いてきました。
そして、特にナポリの方言でカンツォーネなどはよく歌われており、この方言の発音が難しいのです。
関東の方が大阪弁を無理矢理使って歌うとどうでしょうか。
たまたま、ナポリに住んでいたこともあり期待してメンバーが来るのを待っていました。
すると、ピアニストを始めほとんどがナポリ人ではなかったのでがっかりです。
また、日本では「ナポリ民謡」「カンツォーネ」と聞くと有名な曲が思い浮かんでくるのでしょうか、年配の方が結構聴きに来られていました。
日本ではまだ、このようなコンサートの需要があるのでしょう。
コンサートというよりイタリア人の陽気さのパフォーマンスを見せるショーの用になっていました。
でも、久しぶりにイタリア人を前に大声で身振り手振りで話しているラテン系自分がいました。
日本人の中で浮いたようになってしまいましたが、イタリア人の彼らにとっては何か安心したものを感じたようです。
異国の地で母国の言葉を話している現地人がいるのですから。
ほんの30分ですがナポリ人になっていました。
できればお酒を飲めるところで聴きたい!
● COMMENT ●
トラックバック
http://arakipiano.blog43.fc2.com/tb.php/169-640a4d49
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)