国産福山ピアノ - 2007.06.29 Fri
関東出張を終え、帰阪しました。
なんか、ホッとします。
なんか、ホッとします。
関東最終日にまた、面白いピアノとの出会いがありました。
I氏宅にあるピアノ、P.Welce(ヴェルチェ)


聞き慣れないピアノですが、実はこれは東京のあの有名な福山ピアノのブランドです。
しかも戦後間もない頃の材料が乏しい時代のもので、涙ぐましい工夫がされていました。
しかも戦後間もない頃の材料が乏しい時代のもので、涙ぐましい工夫がされていました。
響板には
「先生とともに進む福山ピアノ」FUKUYAMA PIANO

こんなことが書かれているのにはびっくりです。
写真では見にくいかもしれませんが。
「先生とともに進む福山ピアノ」FUKUYAMA PIANO
こんなことが書かれているのにはびっくりです。
写真では見にくいかもしれませんが。
そして中の部品にも当時技術者が使っていたものが出てきました。

鍵盤の深さを調整するための紙です。
鍵盤の深さを調整するための紙です。
この四角いのを広げると

何やら日本政府が発行している切符のようです。
70円
いったいなんなんでしょうか。
興味津々です。
何やら日本政府が発行している切符のようです。
70円
いったいなんなんでしょうか。
興味津々です。
そして名刺か手紙と思われる紙で作られていました。

このように大事に使われて、またしっかりとメンテナンスまでしていただけることが、このように次の世代の方へのメッセージにもなることを実感しています。
● COMMENT ●
hukuyama & sons
こんな風にピアノを考えているブログにあえて、うれしいです これからもピアノの話お聞きしたいです。フクヤマピアノって、知られた一般ブランドより、希少価値があるなあと思いました。 どんなおもいでこのピアノがそこにあるのかどんな希望が込められていたのか、そして調教しながら、次の持ち主に運ばれていくなんて 本当に素敵です! ピアノはお金を出せば買える。でも職人さんのその思いをわすれないで練習に励まなきゃな、と思います。FUKUYAMA&sons 弾いていましたが。いいピアノでした。お利口で。私好きです!
Re: hukuyama & sons
pianyさま
コメントをありがとうございます。
ピアノは木で作られています。
これらの木は何十年、何百年と保つ木です。
そういう意味で、作られてきたピアノを次の時代にも伝えていくのが、調律師の仕事だと思っています。
そういうピアノに出会ったら、また弾いてあげて下さい。
このブログへ、またのお越しをお待ちしています。
コメントをありがとうございます。
ピアノは木で作られています。
これらの木は何十年、何百年と保つ木です。
そういう意味で、作られてきたピアノを次の時代にも伝えていくのが、調律師の仕事だと思っています。
そういうピアノに出会ったら、また弾いてあげて下さい。
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