ヤマハC3 オーバーホール お母さんのピアノレッスン - 2008.06.21 Sat
ちょっと遠出してヤマハのグランド3台の調律でした。
その中でこの写真の持ち主のY様のピアノはYAMAHA C3 1973年製。2年前に譲り受けてオーバーホールさせていただきました。


ハンマーはアーベル
弦はレスロー
巻き線はデーゲン
ブッシングクロス類はレンナー

しっかりと膠(にかわ)で接着して打撃音も揃え、こだわったオーバーホールをさせていただきました。
オーバーホール前はピアノの下半分がカビだらけのすごい状態でしたが、見事蘇ってくれました。
お嬢さんが弾かれていたピアノですが、仕事で遠くに行かれて、今は初めてピアノをされると言うお母さんが弾かれています。
でも、たまに帰ってこられると2時間も弾かれているそうで、その後「音が変わった!」とお母さんが感じられたそうです。
普段はポロンポロンとしか弾かれていないそうなので、
「お嬢さんが弾かれて響板がすごく振動して、ピアノ本来の響きが出て来ているということではないでしょうか。」
でもポテンシャルのあるピアノなので、どういう形でも音色の変化が出ていました。
7月にチェロのコンクールが近くであって、ホームステイを受けるとのこと。
このピアノを弾いて練習して良い結果になることを祈っています。
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