ヘレン・メリル ラスト コンサート 究極の音響 - 2008.09.18 Thu
大阪に帰って来てお客様以外の最初の仕事はジャズの歌姫ヘレン・メリルの日本でのラストコンサートでした。
歌手生活65年ということでステージでの最後のコンサートにしたいということですが、79歳で会場のテンションを上げ、熱気に満ちたステージにするということは凄いことです。
また、「ニューヨークのため息」と言われるように、ハスキーな声でのささやきも素晴らしいものでした。
また、ツアーの影の立役者として裏方の方々をちょっと紹介。
このツアーで音響をされている方のポリシーは「生音を活かす」ということで、それはいかに楽器の自然な音を聴かせるかにこだわっておられます。
マイクの立て方、楽器の配置と間隔。
スピーカーの音が基準ではない、生の音の良さ。
サウンドチェックではマイクが無いかのような自然の音で度肝を抜かれました。
ジャズですとだいたいPA(マイク・スピーカーなどの音響システム)が入って来るのですが、大物アーティストなどのときは大手音響会社がここぞとばかりに大きくすることが多いのです。
そこを、おかしい!いろんな経費削減ができる!と指摘した今日の音響やさん、無駄を省きツアーのおおきな仕事を全て任されて20年になるそうです。
影の立役者がそろっての信頼しきっているツアー。
「You'd be so nice to come home」
で、余韻に浸りながら帰りました。
ホールでのコンサートが最後とは残念。
● COMMENT ●
Re: ヘレン・メリル ラスト コンサート 究極の音響
Re: ヘレン・メリル ラスト コンサート 究極の音響
勘違いでした。
芸術文化センター 中ホールの
コンサートだったんですね。
ビルボードの方は2月でした。
芸術文化センター 中ホールの
コンサートだったんですね。
ビルボードの方は2月でした。
Re: ヘレン・メリル ラスト コンサート 究極の音響
terzi486さん
この音響のおっちゃんがまたおもろくて、普段は高知でジャズッ喫茶をされているのだそうです。ツアーになると店を家族にまかせ、機材とともに日本をまわるそうです。
場所なんて関係ないということと、心意気、技術があれば大手なんかも何のその。
凄いの一言です。
機材は進化するけど、感性は原点のままですね。
この音響のおっちゃんがまたおもろくて、普段は高知でジャズッ喫茶をされているのだそうです。ツアーになると店を家族にまかせ、機材とともに日本をまわるそうです。
場所なんて関係ないということと、心意気、技術があれば大手なんかも何のその。
凄いの一言です。
機材は進化するけど、感性は原点のままですね。
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本番も興味はありますが、それ以上にセッティングからサウンドチェックなんかの裏方場面に遭遇してみたいです。
PAの仕事なんかもその時に音を出してみて判断しなければならないことがたくさんありますからね。
最近は生に近い音響を大事にするライブが増えているし、機材もどんどん進化している。
どんな仕事も追求していくと、
奥深いですよね。