topimage

国産中古グランドピアノフェア開催 その魅力Vol.3 - 2009.01.16 Fri





輸入ピアノを見ているからこそ、国産の良さがわかる。

イタリアで仕事をしていた時、もう20年以上前の話になりますが、日本製ピアノ以外のピアノつまりヨーロッパ製などのピアノの質に驚きました。
西ドイツ製はまだ良かったのですが、ほかの国のものはひどいものでした。

1.外装の立て付けが悪く隙間があったり、反っていたり。
2.等間隔になっているはずの弦が狭い、広い。
3.考えられないところから雑音が、、、。

しかし、音は良い!
なぜ?

そして、日本製ピアノの評判は値段の割にしっかりと作られて耐久性もあり、いろんな場面に活躍して最大の評価を得ていました。
その日本から来た調律師ということで誇りに思っていました。

しかし、音は?


夏のある時期、避暑地で有名なカプリ島一番のホテルから私のいた楽器店に問い合わせがありました。
夏のバカンスの1ヶ月間プールサイドにグランドピアノをレンタルしたいので、何か無いか、との電話があり、それならYAMAHAをと即答していました。

過酷な環境にも耐え、音楽を奏でてくれる。

でもこの裏には日本製の高度な作製技術があるということなのです。
ピアノに限らず、精密機械分野では日本製の優秀さは有名なところです。




ある日、NHK BSでスイスの高級手作り腕時計の番組を見ました。
ここで取り上げていた一人のスイス人の職人は、腕時計のパーツを一つずつ金属の棒から削り作り上げて行くのです。
例えば直径数ミリの歯車も、丸い棒を輪切りにして円周にヤスリをかけギザギザを作り、その面取りや磨き上げをツゲの木でこすって行くのです。
そうすることによって何十年という年月、壊れないということらしいのですが、1個3000万円。
高いか安いかはその人の価値観だと思います(けど高い!)。




ピアノも同じようなことが言えるかもしれません。
いくらこだわって良いものを作っても手の届く金額でなければ、弾く楽しみはなくなってしまいます。
そういう意味でも日本製のピアノの普及というのは世界的に見て当然のことであったし、それだけの技術力の現れだとも思います。

同じようなものをヨーロッパで作っていたら2倍の値段はするでしょう。

足りないものは時間をかけられなかった部分、つまり音作りとその土台となって行く鍵盤鉛調整。
この部分を補うことで数ランク上のピアノに仕上がる確信があります。
実際に行ってきて実感があります。
さすが日本製



フェアの詳しいピアノの情報は近日ご報告いたします。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://arakipiano.blog43.fc2.com/tb.php/238-d688890d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ピアノ紹介ブログ «  | BLOG TOP |  » 国産中古グランドピアノフェア開催 その魅力Vol.2

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

FC2カウンター

プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

表示中の記事

by AlphaWolfy

カテゴリ

プルダウンリスト

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

最近のトラックバック

リンク