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生まれ変わりますヤマハC7 Vol.7 鍵盤編 - 2009.05.13 Wed





長年使った鍵盤もいろいろありまして、国産とヨーロッパ製の違いも歴然と現れています。
まず、鍵盤の軸となる部分の穴の掃除です。
P5120002.jpg
鍵盤を裏返し、穴の周りが真っ黒になっているのをきれいに拭い取ります。
今回この穴、ピンにはべっとり油が付いていました。
メッキされているピンの表面はゴムでも貼ったかのような引っかかるグリップ感があり、動きもスムーズではありません。



P5120001.jpg
綿棒が真っ黒になりました。

P5120007.jpg
P5120008.jpg
アクションと鍵盤の接点となる、キャプスタンボタンです。
常に摩擦が起きている箇所です。
この時代真鍮でできていますが、接触する部分のクロスとの摩擦で傷だらけです。
真鍮が悪いのかクロスの質が悪いのか、耐久性は?。
ヨーローッパ製のものはどんなに古くてもキャプスタンボタンの表面が傷だらけになるのは見たことがありません。

真ん中に光り輝いているのが、バフで磨きあげたものです。

P5120006.jpg
鍵盤の表面の磨き上げ。
長年の使用で、白鍵表面が傷だらけでつや消しになってしまいました。
それを磨き上げた鍵盤が真ん中のものです。

P5120009.jpg
シより下(左側)磨き上げ  ドより上(右側)まだ。
蛍光灯の反射が違います。
これからまた作業があるので、仕上げに最後にもう一度磨きます。

P5120011.jpg
そして、アクションを乗せ、整調に入っていきます。
調律も試みましたが、今まであった音色と全く違うものが生まれてきました。
整音でまたより良いものが引き出されると思います!

● COMMENT ●

そうなんです

この時代からしばらくして、このキャプスタンボタンがメッキされたものが登場してきます。
表面が削れることはなくなっても、表面の仕上げは粗いですね。
クロスの質が固いのかもしれません。細かく分析していないのでわかりませんが。

もう一つの違いは、キャプスタンボタンのネジのピッチが国産は荒く、ヨーロッパの方は細かいです。
回した距離がちょっとで国産はガバッとあがり、ヨーロッパ産は少しだけあがります。
つまり、微調整ができるかできないかということです。

ツルツルで、微調整が効いて、タッチ感が良い、ちょっとしたことが大きな違いになるのですね。
これに近づけるべく奮闘しています!


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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