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生まれ変わりますヤマハC7 Vol.9 仕上げ編 - 2009.05.19 Tue





大詰めです。
最後の調整と、もう少しのこだわりです。P5160003.jpg
剥げてしまった黒鍵の塗料。
弾いていくうちにえぐっているのですね。



P5160004.jpg
そしてしっかりと色を塗っておきます。
(鉛調整終わってます。)

P5160006.jpg
今回のこのピアノでよく見られた金属部品の消耗、キズを直さないと、より摩擦が生じて雑音やタッチに湧く影響が出ます。
青銅製のスプリングですが、この山になっている箇所でもキズが出ていました。

P5160009.jpg
右がバフで磨いたもの、左がまだ。

P5160010.jpg
そしてこのスプリングの山部分で木の溝がえぐられて凹んでいるところをなめします。
するとスプリングの動きもスムーズになっていきます。

そして外装の磨きと金属部分の磨き。
これが一番喜ばれるのですが、、、
P5180014.jpg
これらの作業を行ってくださっているのが、いつもお世話になっている修理工房で、ここのH君がまた、ここぞとばかりにピカピカに磨いてくれるのです。

P5180016.jpg
P5180017.jpg
鏡のようです。

最後は全てを取り付けての最終チェックと、調律です。

「修理は新品よりもきれいに細かくできる!」
これが師匠の言葉でした。
これらを次ぎに繋いでいきたいです。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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