ヤマハ C3 オーバーホール Vol.4 ダンパースティック - 2009.09.01 Tue
本体が終わり、これからアクション関係に入っていきます。
アクションの中でもあまり手を付けられない部分の一つとして、ダンパーアッセンブリーがあります。
グランドピアノの場合、鍵盤の後ろに直接乗っかってくるので、重さがストレートに加わります。
でもそこがスティックで動きが悪かったら、タッチの重さはひどいことになります。
今行っているピアノもダンパースティックになっていました。
でもそこでおかしな現象がありました。
それは

ダンパーアッセンブリーを分解した写真です。
普段この部分は鍵盤の奥にあるので見えません。
その木と木の間の部分にビニールの丸いシールが貼ってありました。
このビニールシールがくせ者で、低音セクションのみ貼ってありますが、その部分ほとんど擦れて、摩擦が大きく、スティックを起こしていました。
貼ってあるビニールが摩擦でずれているのもあり、大変な作業となってしまいました。
スタッフの水野君が、ここをカバーしてくれています。

そのビニールを剥がして、本来の木と木の摩擦を感じるようにしました。
といってもほとんど摩擦は無いのです。

剥がすとこんな感じです。
自然のものは自然に戻れるよう、改善していきます。
後はワイヤーと、ヘッドを磨きます。
そして、ピアノ本体へ組み込んでいきます。
これが一番面倒な作業かも知れません。
そのときはまたお知らせいたします。
アクションの中でもあまり手を付けられない部分の一つとして、ダンパーアッセンブリーがあります。
グランドピアノの場合、鍵盤の後ろに直接乗っかってくるので、重さがストレートに加わります。
でもそこがスティックで動きが悪かったら、タッチの重さはひどいことになります。
今行っているピアノもダンパースティックになっていました。
でもそこでおかしな現象がありました。
それは

ダンパーアッセンブリーを分解した写真です。
普段この部分は鍵盤の奥にあるので見えません。
その木と木の間の部分にビニールの丸いシールが貼ってありました。
このビニールシールがくせ者で、低音セクションのみ貼ってありますが、その部分ほとんど擦れて、摩擦が大きく、スティックを起こしていました。
貼ってあるビニールが摩擦でずれているのもあり、大変な作業となってしまいました。
スタッフの水野君が、ここをカバーしてくれています。

そのビニールを剥がして、本来の木と木の摩擦を感じるようにしました。
といってもほとんど摩擦は無いのです。

剥がすとこんな感じです。
自然のものは自然に戻れるよう、改善していきます。
後はワイヤーと、ヘッドを磨きます。
そして、ピアノ本体へ組み込んでいきます。
これが一番面倒な作業かも知れません。
そのときはまたお知らせいたします。
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