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ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22 - 2009.09.13 Sun

長いタイトルです。
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ショパンピアノとオーケストラのために書いた曲は大変少ないので有名ですが、その中の一つで、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22の仕事をしました。





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ピアノのソロの曲が、途中でオーケストラのメロディーになり、ピアノになり、と何故か聞いた事のあるようでない曲でした。
ソロのこだわりも要りますし、オーケストラと合わせるという難しい場面も多々ありました。

今回のピアニストは初来日のピアニスト、ヴァネッサ・ワーグナーさんでした。
端正な顔だちできれいで、1歳と5歳の子供の主婦でもあり、ピアニストという何役もある方でした。

そして、演奏はさすがでした。
聴かせどころと、見せ所、そしてしっかりと行きを合わせるところのメリハリが素晴らしかったです。

ショパンのメロディーはなかなか、個性が出て揺れるものですが、オーケストラと合わせると自分のニュアンスなどを伝えるのは難しいだろうなと、いつも思います。
なぜか、コンチェルトの後のアンコールでのショパンの方がすばらしかった、というような事は多々あります。

この曲はポロネーズが先に書かれ、その4年後にアンダンテ・スピアナートが加筆されたそうです。
しかも、これら、コンチェルトの曲ほとんどが、30歳になる前のポーランド時代の物だったそうです。

来年は生誕200周年で、いろんなショパニストが活躍するのでしょう。

● COMMENT ●

静かなアンダンテ、好きです

ずいぶん昔、ドイツの大物指揮者とポーランドの若手ピアニストによるこの曲の演奏をTVで見たんですが、どちらが主導権を握るかで競い合っているような、火花の飛び散るような演奏で、がっかりしました。指揮者の「この若造が!」みたいな態度にぞっとし、ショパンの詩情どころではありませんでした。
そんな難しさが、演奏が敬遠される理由の一つなんでしょうか?

とはいえ、映画「戦場のピアニスト」のエンディングでの、この曲の演奏は非常に感動的でしたね。こんな喜ばしい心境で弾かれて欲しい曲です。

「ショパン ポロネーズ集」の楽譜を久々にひっぱり出して、この曲の前半の平易な部分だけ弾いてみました。穏やかな休日の昼下がりに、ふと心に浮かぶ
アンダンテ・スピアナートは私のお気に入りです。

Re: 静かなアンダンテ、好きです

そうなんですね。
ショパンの曲って華になりやすい分、言葉は悪いですがそれを利用しようとする感じの物も多いと思います。
「自分が!」を出す人は、「ショパンを弾く」のではないのでしょうね。
わたしも何度も「戦場のピアニスト」を見ました。
ポーランドという国が無い時代に生まれたショパン、だからこそできた曲もあるでしょうね。
国を感じて、文化を感じる。
音楽はバトルではありませんよね。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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