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ヤマハ C3 オーバーホール Vol.9 整音 - 2009.09.17 Thu

新品アーベル・スペシャルハンマーの表面のアップです。

P9040008.jpg

見てお分かりのように表面はかなり毛羽立っています。
そして、なんともフカフカしていそうです。
新品のと気はこのように、表面は毛羽立っており、打弦するときには弦にまとわりつくような感じで、しっかりと音が出ません。
一般的に新品ハンマーの表面の2mmぐらいの層は柔らかい状態になっています。
それらをすっかり削り落とすところから始まります。







P9040010.jpg
ハンマーの表面を見ると、フェルトが側面にそり上っています。
これでは3本同時に弦をたたくことができません。
それもあって表面を削り(ファイリング)ます。

P9040014.jpg
このようなアクション1台をすっぽりとカバーできる台を使います。

P9040011.jpg
最初、荒いサンドペーパーで削ります。
だんだんと細かいペーパーで削ると、表面はスッキリさわやか!
弦をたたくときには、表面がある程度の硬さになったハンマーでたたくので、ppからffまで、音量、音色を作ってくれます。

P9040012.jpg
これだけざっくりと削りました。
このフェルトでまた、ハンマーが作れそうですが。

ハンマーと弦のあたりを、調律をして、あたりを見てと、何回も繰り返し見て仕上げて行きます。

国産の新品ピアノはこのように何回も繰り返し、表面をきれいにして行きません。
ざっくりと仕上げるため、できたては本当に鳴りません。
もしくは鳴ったとしたら、数年で音が割れるほど硬い音のピアノになってしまいます。
どこにコストをかけ、どこを落とすかの考えで楽器が変わります。


P9160004.jpg

ようやく今週末に納品の運びとなりました。
後は、収まったお部屋での最終調律と、整音です。
どんな響きになるか楽しみです。

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32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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