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15年の歳月 - 2009.11.12 Thu

昨日させていただいた仕事、ピアノリサイタル。


Y様とは最初の仕事から15年のおつきあいになります。
長くもあり、短くもあり。

ただ、これから先もよろしくお願いいたします、というお言葉が一番のねぎらいのお言葉でした。


15年前。
まだ30歳になりたてで、経験も浅い状態で、ピアノリサイタルの仕事なんて、務まるかと思いましたが、若いということは怖さを知らないという武器がありました。
その武器は年とともに、鎧となって固まって行きましたが、ある時期から重くて仕方がありません。
プライド、独りよがり、などなど、、、重い鎧でした。

それを取り払ってくださったのが、Y様でした。





何においても自然体。
しかし、私は絶対的な信頼を寄せていただいていることを、自分の力だと錯覚してしまっていました。

私の仕事はピアニストが喜んで、何の不安も無く弾いてくださるようにサポートすること。
自分が前に出ることではないのです。

この15年で8回のリサイタル。
毎回違うプログラムに取り組む姿勢、そして、周りの方々に常に気を配りどんなことがあっても、感謝の気持ちで接してくださる姿勢。
これには大変感銘を受け、その内容が演奏にも現れてくるという相乗効果。

Y様曰く、リサイタルは一人で演奏しますが、一人でできる物ではないということ、と言われていて、周りのスタッフそれ以外の方々に感謝されていることに最後まで、頭が上がりませんでした。
この当たり前のように見えることがなかなかできないことです。
そういうアーティストを何人も見てきました。

リハーサルのベートーヴェンで、音色のコントロールがセーブできなくなっているところが合ったように聴こえたため、本番前にその調整を行いました。
お客様も入って響きはちょうど良くなったでしょうか。
最後に得意のフランス物を持って来られ、これで、今日のリサイタルの最後を飾る演奏に、会場は幸せで包まれていたように思います。

聴こえなくなるまで、手が動かなくなるまで、続けてサポートできたらそれが何よりの幸せです。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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