こんな運送会社にご用心 - 2009.12.01 Tue
ピアノの運送というのは生涯何度もすることではないと思いますが、その何度もしない運送がひどい会社に当たったら、、、
先日またまた、ちょっと許せない出来事がありました。
いつも調律でお世話になっているお客様が引っ越しのために、お持ちのピアノも、全て引っ越し会社にまかされていました。
注意:引っ越し会社はピアノは特別にピアノ運送会社に頼んでいます。それは経験が必要ということと、重たくて特殊だからです。
引っ越しの当日、お客様から電話がありました。
「運送屋さんから、このピアノは古くて汚くて壊れそうだからクリーニングをやった方が良いですよ、金属部分もきれいになります、5~6万円です。今おこなうとそのまま倉庫に持って帰って出来るので3万円になります。と言われてそれならと思っていったんOKして倉庫止まりになっているのですが、考え直すとやはりいつも荒木さんに見て頂いているピアノが、こんなひどいとは思えないのですが、どうすればよいでしょうか。」
とSOSの電話でした。
今回の状況をまとめます。
1.引っ越しでピアノ運送も引越会社にまかせている。
2.40年経ったアップライトで、それなりに汚れはある。しかし、毎年調律を行っている。
3.普通のクリーニングより、引っ越しついでの方が割引がある。
注釈:ピアノクリーニング
ピアノの外装の汚れを取りワックスがけをする。
ペダル、ヒンジ、ロゴなどの金属部分を磨き艶を出す。
状況によりアクションの修理もおこなう。(虫食い、ネズミ害)料金別途
調律
一般的な相場 アップライト¥30000~ グランド¥50000~
ピアノクリーニングという仕事ができた背景:
私が調律を習っていた25年前にはこのような仕事はほとんどありませんでした。
大量にピアノが売れた時代が過ぎ、そのピアノで育った子供が今、親となり、使わなくなったピアノが中古として出回るようになりました。
また、実家に置かれて20年ぐらい放置していたピアノを、子へ孫へと思ったときに、錆び付いたピアノをきれいにして渡したい、というところから、こういう仕事が増え来ました。
話を戻して、
ふだんピアノを見せていただいている以上、こういう状況は許せません。
お客様には「今すぐ、そのクリーニングを辞めてもらい、何もせずに運んでもらうよう電話をしてください、もし必要なら調律師さんにやってもらいます、と言ってください。」とお伝えしました。
ピアノ運送会社の現状は大変です。
昔のようにピアノがバンバン売れていた時代ではありません。
ピアノが売れない時代、廃業して行った会社も多々あります。
その中で、運送以外でどうやって利益を出すかという考えに変わって行き、運送会社がクリーニングをやるようになってきました。
これは自然の流れだと思います。
しかし、内容はピンキリです。
運送会社もプロなら、ピアノの中の調律カードを見て、調律が行われているかどうかの確認をするくらいでないと、何でも仕事をとってやろうとするのが不信感につながって行きます。
ただ、これは同じ調律師でも言えることなのですが。
安くなるからといって、鵜呑みにしては危険です。
運送もいろいろあります。
もし、運ぶことがあれば信頼おける調律師や、楽器店に相談しましょう!
先日またまた、ちょっと許せない出来事がありました。
いつも調律でお世話になっているお客様が引っ越しのために、お持ちのピアノも、全て引っ越し会社にまかされていました。
注意:引っ越し会社はピアノは特別にピアノ運送会社に頼んでいます。それは経験が必要ということと、重たくて特殊だからです。
引っ越しの当日、お客様から電話がありました。
「運送屋さんから、このピアノは古くて汚くて壊れそうだからクリーニングをやった方が良いですよ、金属部分もきれいになります、5~6万円です。今おこなうとそのまま倉庫に持って帰って出来るので3万円になります。と言われてそれならと思っていったんOKして倉庫止まりになっているのですが、考え直すとやはりいつも荒木さんに見て頂いているピアノが、こんなひどいとは思えないのですが、どうすればよいでしょうか。」
とSOSの電話でした。
今回の状況をまとめます。
1.引っ越しでピアノ運送も引越会社にまかせている。
2.40年経ったアップライトで、それなりに汚れはある。しかし、毎年調律を行っている。
3.普通のクリーニングより、引っ越しついでの方が割引がある。
注釈:ピアノクリーニング
ピアノの外装の汚れを取りワックスがけをする。
ペダル、ヒンジ、ロゴなどの金属部分を磨き艶を出す。
状況によりアクションの修理もおこなう。(虫食い、ネズミ害)料金別途
調律
一般的な相場 アップライト¥30000~ グランド¥50000~
ピアノクリーニングという仕事ができた背景:
私が調律を習っていた25年前にはこのような仕事はほとんどありませんでした。
大量にピアノが売れた時代が過ぎ、そのピアノで育った子供が今、親となり、使わなくなったピアノが中古として出回るようになりました。
また、実家に置かれて20年ぐらい放置していたピアノを、子へ孫へと思ったときに、錆び付いたピアノをきれいにして渡したい、というところから、こういう仕事が増え来ました。
話を戻して、
ふだんピアノを見せていただいている以上、こういう状況は許せません。
お客様には「今すぐ、そのクリーニングを辞めてもらい、何もせずに運んでもらうよう電話をしてください、もし必要なら調律師さんにやってもらいます、と言ってください。」とお伝えしました。
ピアノ運送会社の現状は大変です。
昔のようにピアノがバンバン売れていた時代ではありません。
ピアノが売れない時代、廃業して行った会社も多々あります。
その中で、運送以外でどうやって利益を出すかという考えに変わって行き、運送会社がクリーニングをやるようになってきました。
これは自然の流れだと思います。
しかし、内容はピンキリです。
運送会社もプロなら、ピアノの中の調律カードを見て、調律が行われているかどうかの確認をするくらいでないと、何でも仕事をとってやろうとするのが不信感につながって行きます。
ただ、これは同じ調律師でも言えることなのですが。
安くなるからといって、鵜呑みにしては危険です。
運送もいろいろあります。
もし、運ぶことがあれば信頼おける調律師や、楽器店に相談しましょう!
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