スタインウェイ アップライト修理 - 2010.01.11 Mon
100年前のスタインウェイのアップライトのアクション、鍵盤の修理を依頼されました。
これがまた、大変で、修理の修理となっています。
100年も経っていると、どこかの時代に誰かが修理をなにかしら行っています。
その修理がまた中途半端で、修理したところからまた悪くなっている状況です。
この時代のアクションは大変珍しく、ハンマーとダンパーがつながっています。
ハンマーの方が普通プレートでつながっているのが、これはダンパーがプレートになっています。
写真↓

ダンパーアッセンブリー
真ん中に見える金属がプレートです。
このプレートでセンターピンを挟んでいます。
そして修理の箇所はまだらに見える白いクロスです。
張り替えているところが一番消耗しています。
これは本当なら全体を張り替えてタッチをそろえるのですが、目の届くところのみ、という感じです。

面白い工夫もあります。
マイナスのネジを回すのに、邪魔にならないように小さいスプーンをカーブして付けています。
今ではこれらは全てまっすぐで、ネジの上にきているのですが、この工夫が作業のやりやすさにものすごくつながっているのは事実です。
それにしてもいろんなところの汚れ、錆、手間がかかりそうな修理です。
これがまた、大変で、修理の修理となっています。
100年も経っていると、どこかの時代に誰かが修理をなにかしら行っています。
その修理がまた中途半端で、修理したところからまた悪くなっている状況です。

この時代のアクションは大変珍しく、ハンマーとダンパーがつながっています。
ハンマーの方が普通プレートでつながっているのが、これはダンパーがプレートになっています。
写真↓

ダンパーアッセンブリー
真ん中に見える金属がプレートです。
このプレートでセンターピンを挟んでいます。
そして修理の箇所はまだらに見える白いクロスです。
張り替えているところが一番消耗しています。
これは本当なら全体を張り替えてタッチをそろえるのですが、目の届くところのみ、という感じです。

面白い工夫もあります。
マイナスのネジを回すのに、邪魔にならないように小さいスプーンをカーブして付けています。
今ではこれらは全てまっすぐで、ネジの上にきているのですが、この工夫が作業のやりやすさにものすごくつながっているのは事実です。
それにしてもいろんなところの汚れ、錆、手間がかかりそうな修理です。
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材質は昔のもののほうがいいという話もあるので
ちゃんと修理さえすれば、とてもいい音になるんでしょうね。
ベーゼンのアップライトはグランドピアノの音
ってベーゼンのHPで宣伝していましたが
スタンウェイもそうなのかしら?