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スタインウェイ アップライト修理2 - 2010.01.25 Mon

この時期、地方のホールのピアノの保守点検の時期でもあり、平行して修理も進めています。
スタインウェイ アクションの修理第2弾です。

修理というのは多分半分くらいは金属磨き、さび落とし、ホコリ除去などの掃除でしょうか。
グレーに見える円柱のレールがかなり汚れています。
IMG_0099.jpg

このアクションの骨組みの部分ですが、各メーカー特徴があります。
アクションの土台の骨組(ブラケット)にレールが取り付けられています。
もちろん時代でも違います。




このアクションは100年前。
レールは真鍮のパイプの中に木が埋め込まれている物を使っています。(これは現在のグランドのアクションと同じです。)
現在のスタインウェイアップライトはレンナーアクションで木のみのレールです。

ヤマハ、カワイ
昔:全て木のレール
現在:アルミのレール





円柱のレールを磨くと

IMG_0100.jpg

この部分にクロスが当たります。
なめらかに滑ってもらわないと行けない部分です。
汚れていると、引っかかる→ペダルが重くなる→踏み方が雑になる→音が濁る→より激しく踏む→クロスの消耗→汚れ
という悪循環になります。

しっかり磨いた後は消耗したクロス、皮の交換です。
IMG_0104.jpg

はがすだけで一日がかりです。
でも、きれいになって行くのを見るだけでも気持ちよいです。
はがしたクロスなどは、今の物よりどれだけコシがありしっかりした物か!
もうこういう繊維は作れないのでしょうか。


次は接着と、組み立てです。

● COMMENT ●

うわぁ~、こんなにばらばらにしちゃって
大丈夫ですか~!
100年前ですもんね、汚れてますよね。
明治時代を知ってるピアノってなんかすごいなぁ。
いつ日本に入ってきたんでしょうね。
誰が最初に買ったのかなぁ?
よっぽどお金持ちの人だったんだろうなぁ。

Re: タイトルなし

バラバラなのをきれいにして組み立てるのは快感です。
というより気持の良いものです。

本当に、当時の音を想像して、誰が買ったんだろう、どうやって日本にやってきたんだろう、とか考えながら作業しています。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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