ヤマハG3 大修理 Vol.2 - 2010.05.25 Tue
アクションの最大の山場のハンマー交換です。
右から左へと単純に交換できるものではありません。

今回のこだわりは、ハンマーヘッドの交換で、ハンマーシャンク(ハンマーがついている木の棒)はそのまま使います。
ローラーがしっかりとした鹿皮の良いものが付いていて、なめらかです。
ハンマーの元に対する角度も、オリジナルは数本ずつガクッと角度をつけ、見た目も荒いですが、今回は弦に沿って0.5度づつ、徐々に角度をつけて穴あけをしました。
そして、ボンドで付いていた接着を音の伝達の良い、ニカワで付けることです。
新品のハンマーはハンマーのテール(下の木)の方が真四角で、なんの細工もしていません。それを少しテーパー状に削っているところです。

ハンマー付けでは各セクションに基準を作り、この場合はオリジナルハンマーになりますが、それに合わせて他のものを付けだします。
奥に見えるのは簡易ニカワ壺とアルコールランプです。

全鍵接着し終わりました。
一本つづの角度を見ながら、走りを見ながら、行います。

黒っぽい、茶色のものがニカワです。
ニカワは固まると木のように硬くなり、修理するときは、温めると溶け出します。
こういう消耗部分の交換は修理しやすい、材料を選ぶべきですね。

ニカワのお話
この後は、いろんな処理と行っていきます。
ニカワのはみ出たところの掃除、ハンマーの角度の見直し、ハンマーのフェルトの表面を一皮剥く、いろんな作業が山ほど残っています。
それはまた次回に!
右から左へと単純に交換できるものではありません。

今回のこだわりは、ハンマーヘッドの交換で、ハンマーシャンク(ハンマーがついている木の棒)はそのまま使います。
ローラーがしっかりとした鹿皮の良いものが付いていて、なめらかです。
ハンマーの元に対する角度も、オリジナルは数本ずつガクッと角度をつけ、見た目も荒いですが、今回は弦に沿って0.5度づつ、徐々に角度をつけて穴あけをしました。
そして、ボンドで付いていた接着を音の伝達の良い、ニカワで付けることです。
新品のハンマーはハンマーのテール(下の木)の方が真四角で、なんの細工もしていません。それを少しテーパー状に削っているところです。

ハンマー付けでは各セクションに基準を作り、この場合はオリジナルハンマーになりますが、それに合わせて他のものを付けだします。
奥に見えるのは簡易ニカワ壺とアルコールランプです。

全鍵接着し終わりました。
一本つづの角度を見ながら、走りを見ながら、行います。

黒っぽい、茶色のものがニカワです。
ニカワは固まると木のように硬くなり、修理するときは、温めると溶け出します。
こういう消耗部分の交換は修理しやすい、材料を選ぶべきですね。

ニカワのお話
この後は、いろんな処理と行っていきます。
ニカワのはみ出たところの掃除、ハンマーの角度の見直し、ハンマーのフェルトの表面を一皮剥く、いろんな作業が山ほど残っています。
それはまた次回に!
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