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思い出の曲 ブラームス ピアノ協奏曲第1番 - 2010.07.03 Sat

久しぶりに、この曲の仕事でした。
ブラームス ピアノ協奏曲 第1番

懐かしい思い出の曲です。
ブラームスの曲は荘厳な中にも繊細な美しいメロディーが流れていく、素晴らしい曲が多いのですが、その中でピアノ協奏曲というのはまた、ピアノの特徴を最大限にだしている曲の一つだと思っています。

今から20数年前イタリアにいた頃の話です。
まだ20代の頃に大きなコンクールの仕事が来ました。
このコンクールの本選はオーケストラとの共演で、その演奏で順位が決まります。

選ばれた3人はそれぞれ、ショパン、ベートーベン、そしてブラームスの選曲でした。
約10日に渡るコンクールは、空き時間が調律の仕事となるため、始まる前、途中休憩時、本番の立会いと終日つきっきりです。
その中でポルトガル人の若い奏者がこのブラームスを選び見事優勝しました。

この曲は50分もあり、かなり壮大になっています。
そして個人的に大好きなのがこの二楽章です。








第2楽章 Adagio ニ長調 4分の6拍子
三部形式。弦楽器とファゴットによる、下降音形の主部に対して、中間部はピアノによる強奏がコントラストをなす。曲の最後に短いカデンツァがある。なお、ラテン語で祈祷文の一節『ベネディクトゥス』が引用されており、これはシューマンの死後の平安を祈ったものとも、夫を喪ったクララ・シューマンの悲しみを慰めようとしたものとも伝えられる。
ブラームスはクララへの手紙の中で、この楽章を新たに書き起こしたことについて「あなたの穏やかな肖像画を描きたいと思って書いた」と述べている。


そして、ナポリでの演奏で、ドイツの正統派と言われるピアニスト、ゲルハルト・オピッツ。
彼が、このコンクールで過去に優勝したことがあり、ナポリのテレビ局でこのコンチェルトを弾いたときにも担当させていただきました。
いろんな表現があっていいのですが、他の国の誰よりも説得力があったように思います。

今日は20数年前にタイムスリップさせてもらい、素晴らしい感動にひたれることが出来ました。

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32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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