ヤマハ G3 チューンナップ1 - 2010.07.22 Thu
Y様よりお預かりしているヤマハG3のアクションを、年数が経っているということもありますが、チューンナップしていきます。
その模様をお伝えしたいと思います。
どうせ弾くのなら、良いタッチで、良い音色で長く弾きたいものです。
そのために、年数が経ったピアノのどこに手を入れるかが大切です。
ポイントを外すと、変な状態で固まってしまいますので、これだけは避けたいものです。

アクションをひっくり返した写真です。
ここのポイントは、、、

ハンマーの下にある革製の(今は人工)ローラーというのが、長年の使用、圧着でつぶされてしまい、段差ができて、動きがスムーズではありません。
これらをきれいに削ってなめします。

写真では見にくいですが、機械で取り付けられているハンマーは微妙に傾いていたりしてつまり、最終の微調整ができていません。
これらをアルコールランプで、傾きを直していきます。

特に角度のついている低音などは全体的に傾いたままになっていました。
傾いていると、鍵盤から伝えるパワーが、純粋に100%伝わりません。
ずれているところからパワーが逃げてしまいます。
全ハンマー見直しです。

ばっちり、ダンパーワイヤーの汚れも拭い取ります。
ダンパーを外さないとできない掃除ですね。
これらを取り付けるときが、また大変です。

アクションの滑らかさのもう一つのポイント、スプリングと木部との接触面のざらつきです。。
写真は木部に潜り込んでいたスプリングを引っ張りだして、固定して磨きます。
左2本が処理前。
右2本が磨いた後。
その潜り込んでいた木部も凸凹と段差があるため、なめします。


アクションを裏返しにして行います。
この滑りやすさが、10年後20年後のタッチ感に影響します。
鍵盤で感じますので、丁寧に。
まだまだ、続きます。
また明日!
その模様をお伝えしたいと思います。
どうせ弾くのなら、良いタッチで、良い音色で長く弾きたいものです。
そのために、年数が経ったピアノのどこに手を入れるかが大切です。
ポイントを外すと、変な状態で固まってしまいますので、これだけは避けたいものです。

アクションをひっくり返した写真です。
ここのポイントは、、、

ハンマーの下にある革製の(今は人工)ローラーというのが、長年の使用、圧着でつぶされてしまい、段差ができて、動きがスムーズではありません。
これらをきれいに削ってなめします。

写真では見にくいですが、機械で取り付けられているハンマーは微妙に傾いていたりしてつまり、最終の微調整ができていません。
これらをアルコールランプで、傾きを直していきます。

特に角度のついている低音などは全体的に傾いたままになっていました。
傾いていると、鍵盤から伝えるパワーが、純粋に100%伝わりません。
ずれているところからパワーが逃げてしまいます。
全ハンマー見直しです。

ばっちり、ダンパーワイヤーの汚れも拭い取ります。
ダンパーを外さないとできない掃除ですね。
これらを取り付けるときが、また大変です。

アクションの滑らかさのもう一つのポイント、スプリングと木部との接触面のざらつきです。。
写真は木部に潜り込んでいたスプリングを引っ張りだして、固定して磨きます。
左2本が処理前。
右2本が磨いた後。
その潜り込んでいた木部も凸凹と段差があるため、なめします。


アクションを裏返しにして行います。
この滑りやすさが、10年後20年後のタッチ感に影響します。
鍵盤で感じますので、丁寧に。
まだまだ、続きます。
また明日!
● COMMENT ●
ありがとうございます♪
家のG3姫の中身が・・・こんな風に細かくメンテナンスしていただけているのをブログを通じで拝見できるのが不思議な感じです。姫がりっぱなレディーになる様子楽しみにしております♪
Re: ありがとうございます♪
Sewingmama さん
ぜひお楽しみに!もうしばらくの辛抱です。
ぜひお楽しみに!もうしばらくの辛抱です。
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