ヤマハ C5 こちらも修理 - 2010.07.28 Wed
先日まで調整を行っていた、G3と同時進行で、N様のヤマハのアクションをお預かりして、行っていました。

消耗した、鍵盤裏のブッシングクロス。
黒鍵を抜くと、洗浄にある鉛の位置がしっかり見えました。これは発見!規則通りがどうなのかな。
ちょうど、GシリーズとCシリーズの違いも見えました。

鍵盤が収まっている、鍵盤おさ野金属を磨きます。
滑りに影響します。

ほかの部分の汚れも、しっかりと拭い取ります。


ハンマーローラーの皮がこんなに削れてしまった原因は、人工皮ということもあると思いますが、皮が接触する黒鉛の部分との相性が悪く、皮が削れ、その粉が黒鉛の上に乗って固まり、逆にヤスリ上になってローラーを削ったと考えられます。

しっかりと、色が違う部分が見えます。

この汚れを金属のヘラで、こそぎ落とします。

スプリングの汚れも磨き、そのスプリングが入っている溝をしっかりとなめします。
これで、気持ちよさと長持ちさが決まるといっても過言ではありません。

そして、ダンパーの汚れを磨き、

動きが悪くなる原因の、ダンパーレバーに貼ってあるビニールシールを剥がし、

スムーズな動きを求めます。
一本一本チェックです。
そして、仕上がったアクションを納品して、一日かけて、組み立て調整、整音、フルコースで仕上げました。

ピアノのアングルは皆同じになりますが、これでC5も生まれ変わりました。
今までは湿気の影響も受け鍵盤が重く、音ももこもこ、鳴らん!何じゃこりゃー!が、様変わりです。
お部屋の響きを考えて最終仕上げを行い、N様に確認いただきました。
末永く使っていってください。
次回は本格的なオーバーホールになるかもしれませんね。

消耗した、鍵盤裏のブッシングクロス。
黒鍵を抜くと、洗浄にある鉛の位置がしっかり見えました。これは発見!規則通りがどうなのかな。
ちょうど、GシリーズとCシリーズの違いも見えました。

鍵盤が収まっている、鍵盤おさ野金属を磨きます。
滑りに影響します。

ほかの部分の汚れも、しっかりと拭い取ります。


ハンマーローラーの皮がこんなに削れてしまった原因は、人工皮ということもあると思いますが、皮が接触する黒鉛の部分との相性が悪く、皮が削れ、その粉が黒鉛の上に乗って固まり、逆にヤスリ上になってローラーを削ったと考えられます。

しっかりと、色が違う部分が見えます。

この汚れを金属のヘラで、こそぎ落とします。

スプリングの汚れも磨き、そのスプリングが入っている溝をしっかりとなめします。
これで、気持ちよさと長持ちさが決まるといっても過言ではありません。

そして、ダンパーの汚れを磨き、

動きが悪くなる原因の、ダンパーレバーに貼ってあるビニールシールを剥がし、

スムーズな動きを求めます。
一本一本チェックです。
そして、仕上がったアクションを納品して、一日かけて、組み立て調整、整音、フルコースで仕上げました。

ピアノのアングルは皆同じになりますが、これでC5も生まれ変わりました。
今までは湿気の影響も受け鍵盤が重く、音ももこもこ、鳴らん!何じゃこりゃー!が、様変わりです。
お部屋の響きを考えて最終仕上げを行い、N様に確認いただきました。
末永く使っていってください。
次回は本格的なオーバーホールになるかもしれませんね。
● COMMENT ●
今更ですが…
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まったく別人(?)のようになりました。
もっと早く、こちらの工房のことを知っていれば…。
教室のブログに書かせていただきました。
http://piano.moe-nifty.com/blog/2010/07/post-9957.html
ご迷惑でしたら削除します(汗
教室のホームページはまだ再開できていないのですが、その時は是非宣伝させてください。
末永くお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。