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40歳のヤマハG3 3 - 2010.08.14 Sat

P81100055.jpg
ハンマー付け

今回、オリジナルの部品もある程度使えるものもあるので、というよりオリジナルのほうが良かったりするので、色々と工夫しています。
このハンマーも膠(ニカワ)で付けます。
一つ一つニカワを付け、行き渡るよいうに、グルグルと回して付けます。

30秒ほどで固まってしまうため、時間との戦いでもあります。
しっかりと良い位置に付けないと悪い状態で固まってしまいます。
慎重に、かつ、スピーディーに。





P81100011.jpg
各セクションに基準を作り、その基準にあわせていきます。
角度も弦にある程度平行に0.5度ずつ角度をつけて穴あけをしています。
ニカワの量も、一本ずつ同じにしないとハンマーの重さが変わります。

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P81100134.jpg
接着終了。
(高さがバラバラなのは鍵盤の上に乗っていないからです。決して接着不良ではありません 笑)

P81200233.jpg
アクションを裏に返して、裏からのチェック。
なんと、40年間一度も調整していない箇所がありました。
白い丸いクロスの上に、長方形の黒鉛の跡が見事に綺麗に横並びです。(工場出荷時から回していない!)

P81200199.jpg
スプリングの頭も磨きます。
左:ビフォー
右:アフター

これで動きもスムーズです。

そして、この40歳のピアノで驚いたことがありました。
それは、今のピアノはスタインウェイも含めて、数年弾いていると、スプリングが当たるくぼみができ、そこからギシギシときしんだ雑音が出だします。
しかしこのアクションは全くありません。国産なのに!
材質が良いのか、木と金属の相性が良いのか。
何でも新品の部品に変えてしまうということを考えさせられます。

次は鍵盤です。

● COMMENT ●

ありがとうございます♪

アクション部分の心をこめた細かい手作業に
感動しております。
荒木様に頼んで良かったと、母も大変喜んでおりました。
蘇えって行く様子が離れていても、良くわかりありがたいです。
よろしくお願い致します。

Re: ありがとうございます♪

今まででしたら、修理をするときは預かって、その様子というのは、工房に来ないとわからないものでした。
しかし、このブログをやりだしてからは、一つの仕事を、お客様と共有できるという素晴らしい空間ができました。
これらが当たり前になると、常に出し続けていかなければいけないのが大変なのですが、これで見た方が共感していただけるのであればうれしい限りです。

しかし、手を抜けなくなりました。笑


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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