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辻井くん! - 2010.09.16 Thu

こんな呼び方をしたら怒られるかもしれませんが、「辻井くん!」と呼びたくなるほど、親近感があり素晴らしい方でした。

今日のコンサートの仕事は辻井伸行ピアノ・リサイタル・ツアー2010
初めてさせていただき、テレビでは知っていましたが、あの展覧会の絵をどうやって弾くのかと大変興味がありました。

今日で3回目となるこのホールでのコンサートですが、前回と同じピアノを選ばれ(調律師は違います)、プログラムは、ショパン、シューマン、リスト、そしてムソルグスキー「展覧会の絵」。







プログラムを見て、どうやって弾くのだろう?と本人にとっては失礼なことかもしれませんが、そう思ってしまいました。
調律が終わり辻井さんがやってきて、リハーサルが始まりました。
プログラム順に弾いていきます。
最初の音で思ったのが、音量が違う!
「弾き倒す」ではなく、一流ピアニストの「鳴らす」弾き方です。
2000人以上のホールに響き渡ります。
今回はチケットを買うための抽選があり、選ばれた2200人(満席)の方が聞きに来られました。
今一番話題があるのではないでしょうか。

展覧会の絵などの難し曲では手の動きが激しいです。
どうやってコントロールするのだろう、そして、どうやってfffを出すのだろうと見ていました。
やはり、指が目になって、弾く瞬間鍵盤を探ります。
次の瞬間、その鍵盤をffで鳴らす場合、手を上から振り下ろせないので、鍵盤のすぐ上から指で強打してffを出されました。
すごい。
数センチの距離で指の動きのスピードを出してffを出すのです。
普通の人だったら、辻井さんの半分くらいしか音量が出ないのでは、と思ってしまいました。

かなりコントロールされているのではないでしょうか。
というより、鍵盤が体の一部かもしれません。

2時間半休みなく練習されましたが、間違っていたところは何度もさらっていました。

本番がやって来ました。
今日はツアー初日なのにかなり落ち着いて、しかも楽しんで弾かれているようでした。
聴衆もどんどん惹きつけていきます。
後半の展覧会の絵は自分の解釈も曲にしっかりと現れていて、圧巻でした。
この曲を弾きこなすには相当な体力も必要とするのではないでしょうか。
汗でいっぱいでした。



アンコールでは自分の初公開のオリジナルの曲も弾かれ、2時間という濃い時間が終わりました。


どこまで進化するのでしょうか。
これからも大変楽しみなピアニストでした。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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