修理の修理 STEINWAY NEWYORK フルコン 3 - 2010.12.25 Sat
年末になってきました。
修理の修理も掃除からだんだんと面白くなってきました。
まず、掃除は相変わらず鍵盤関係ですが、長年の作業の跡が見えます。

ハンマーを削ったカス、鍵盤の隙間から落ちたホコリ。
どんなピアノでもあることですが、溜まっていくと支障が出てきます。
また、消耗していった鍵盤のクロス。
そのクロスが多分、加速度並みに消耗して入ったであろう写真が次の写真です。

本来金属のピンがまっすぐに並んでいないといけないのが、斜めに傾けてあります。
これは鍵盤がささっているところですが、このピンに当たる鍵盤クロス部分が、すり減っていきガタになっていくのを少しでも少なくするために、技術者がピンを斜めにずらした跡です。
平面で擦れていたものが、斜めにすることでガタは無くなりますが、摩擦部分が平面から線状になり、より摩擦が増して行き、消耗が激しくなります。
今回はこれらも綺麗に直します。
そして、前回の記事の続きですが、かまぼこ板をまっすぐに貼り直しているところです。
88鍵盤中80%ぐらいが位置がバラバラでした。
ものさしを当てながら、きれいに貼り直しました。
(実は剥がすのがすっごく大変なのです)


なぜこんなにピンの位置がバラバラなのかわかりません。
でも、技術者以外この部分を触る人はいないので、どこかの誰かさんが作業したのは確かです。

これもものさしを当てながらきれいに一直線上に、戻しました。
さて、次はバランスホールの埋木をして、鍵盤の前後のガタを無くしていきます。
俗に言う「引き出し」です。
次回の記事で、ご報告いたします。
修理の修理も掃除からだんだんと面白くなってきました。
まず、掃除は相変わらず鍵盤関係ですが、長年の作業の跡が見えます。

ハンマーを削ったカス、鍵盤の隙間から落ちたホコリ。
どんなピアノでもあることですが、溜まっていくと支障が出てきます。
また、消耗していった鍵盤のクロス。
そのクロスが多分、加速度並みに消耗して入ったであろう写真が次の写真です。

本来金属のピンがまっすぐに並んでいないといけないのが、斜めに傾けてあります。
これは鍵盤がささっているところですが、このピンに当たる鍵盤クロス部分が、すり減っていきガタになっていくのを少しでも少なくするために、技術者がピンを斜めにずらした跡です。
平面で擦れていたものが、斜めにすることでガタは無くなりますが、摩擦部分が平面から線状になり、より摩擦が増して行き、消耗が激しくなります。
今回はこれらも綺麗に直します。
そして、前回の記事の続きですが、かまぼこ板をまっすぐに貼り直しているところです。
88鍵盤中80%ぐらいが位置がバラバラでした。
ものさしを当てながら、きれいに貼り直しました。
(実は剥がすのがすっごく大変なのです)


なぜこんなにピンの位置がバラバラなのかわかりません。
でも、技術者以外この部分を触る人はいないので、どこかの誰かさんが作業したのは確かです。

これもものさしを当てながらきれいに一直線上に、戻しました。
さて、次はバランスホールの埋木をして、鍵盤の前後のガタを無くしていきます。
俗に言う「引き出し」です。
次回の記事で、ご報告いたします。
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