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セミナー グランドピアノの調整のカラクリ 終わりました - 2011.01.28 Fri

月曜日にピアノの先生、調律師さんにお越しいただいて、セミナーを行いました。
今回は、グランドピアノはどうやって調整されているのかを、いろんな方向から知っていただくセミナーでもありました。
消耗部分、調整寸度、その確認の仕方など、調律師にとっては、自身で見る前に指摘されるという、嫌なもので、私自身に当てはめると、自分で自分の首を締める内容になりました。
しかし、相乗効果によって、よりピアノが弾きやすく、管理が行き届いて、レッスンなどの質が上がるのにつながっていくのではと思います。

90分という時間の中ではなかなか把握していくのは難しいと思いますが、一つでも自分のピアノでのポイントを見つけていただけたら嬉しいです。





ピアノの部位

消耗部分

季節でどこが変化する

変化するとどうなる


という項目を作りました。
作りながら結構消耗する部分というのは知られていないということの確認ができました。
フェルト、皮の部分などの消耗は知られていますが、金属の疲労、変形など、説明しました。
弾くことに専念していれば知らなくてもいいことかもしれませんが、知ることで、よりピアノを長持ちさせていく心が出来ればと思います。


そして、
ピアノの部位

整調の確認個所の見方

正常状態の説明

悪い状態の例

悪くなった原因

整調、整音など調整分野、かかる時間


上記で、調整の重要さと、必要性、時間、金額を感じていただけたらと思いました。

また面白かったのが、調律師がいつも接している寸法も、感じていただきました。
紙面に1mm 5mmを書いていただきました。
そして、書いたものとノギスで正確に1mmを出したものを比べていただきました。
すると、来られた方々それぞれの1mmがあって、けっこう人間の感覚はいい加減ということも見えました。

実際にアクションが変化していく例を作って、弾いてタッチで確認していただき、調整でここまで変わるということも感じていただきました。


出来れば次回は実際に、調整していただくセミナーを行っていければと思います。

● COMMENT ●

講座ありがとうございました!

いやはや…べヒシュタインのグランドで、
調整のあれこれを試せちゃう!というなんともおいしい講座で♪
1mmはほぼ合ってましたが、5mmは小さかったです。

実は…家に帰ってから、興味がわいたため…
アクションモデルをあれこれいじってしまって(^^;)
これであってるのか??の状態になってしまいました。
もう少し寒さが落ち着いたら、G3姫と一緒にお願いします。

次回は、いよいよまわせるんですね?!
できれば…例のコンサートが近くない頃にお願いしますー(^^;)

Re: 講座ありがとうございました!

sewingmamaさん
当日は寒い中、ありがとうございました。
なかなか短時間で全体を見渡すのは大変です。
ポイントを絞れば前後がわかりにくくなりますし。

次回はなるべく、触ってぐちゃぐちゃになったのを、直してもらおうかしら。
また、アイデアあったら下さい。

それにしても皆さんのパワーにも圧倒され、楽しかったです。


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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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